シャンパンの儚さ | 空間の神は『エロス』に宿る

シャンパンが美味しい理由。
葡萄の雫をガラスの瓶に閉じこめて、
ゆっくりゆっくり発酵させる。
その時に出来る炭酸ガスはそのワインのなかに
しずかにしずかに閉じこめられてひとつになる。
そして瓶の中で一緒に熟成してゆく。
華やかなシャンパン。
栓を開け、グラスに注ぎ
立ち上がる真珠のネックレスのように連なる泡は
ワインと泡の別れの姿。
だから一人では飲みたくない飲み物。
こんな話しをお友達にしたら
「 考 え す ぎ で す 」
とたしなめれれた。

