Netflixで、『でっちあげ〜殺人教師と呼ばれた男』を観ました
ネタバレあります
これは2003年に福岡の小学校で起きた実話をもとに作られた作品です
私は当時何となくですが、ニュースで見ていた記憶があります
しかし、その後の裁判のことなどは知らなかったですしそれが事実ではないことも知りませんでした
内容はとても重く、実際にこんなことが起こっていたなんてと言葉を失いました
冤罪の恐ろしさ
冤罪ってこうやって起こってしまうのだと
とにかく恐ろしいです
子どものついた嘘を正そうともせず
事実を捻じ曲げられ
マスコミは煽り、世論は事実ではない方を信じる
私はいちばんの悪は校長と教頭ではないかと思いました
嘘をつく子どももいるし、モンペも普通にいるのが当たり前の世の中
まず事実確認を大前提にきちんと精査して
決してその場を丸く収めたいからと謝罪してはいけなかった
事を大きくしたくなかった校長と教頭の怠慢で、教師を守ることもしなかった罪は大きいと思う
事実を捻じ曲げると必ずどこかで歪みがでてくるのです
最後まで観てもわからなかったこと
結局あの母親は何をしたかったのか?
嘘をついてまで、藪下先生を陥れたのはなぜ?
と思っていましたが、あの虚言癖は母親(柴咲コウ)の生い立ちが関係しているのではないかと感じました
ネグレクトだったことや
祖父がアメリカ人や通訳と翻訳の仕事をしていたという嘘も、学生時代に英語を流暢に話しているクラスメイトを羨望の眼差しで見ていたシーンがあり、アメリカや英語に対する憧れが、母親の中で本当のことのようになってしまったような気がします
だからと言って許されることではないですが
こんなことに巻き込まれ、人生を狂わされてしまった先生が可哀想でいろいろ考えさせられました
ただ真面目に先生やっていただけなのに…
声を強く上げた人やマスコミの報道が正義になっていたり同調圧力の怖さ
一方の話ばかり信じるのではなく、物事は中立の立場で見ることが大事なのだと思い知りました
綾野剛さんは本当にすごい役者さんですね
もう藪下先生にしか見えなかったです
真実を訴えても誰も信じてくれない重苦しい展開が続く中で、小林薫さん演じる弁護士との出会いは一筋の光でした
最後は体罰はなかったと認められましたが
これだけ人の人生を狂わせておいて
あの母親や記者は何の罪にも問われないのでしょうか?
