Netflixで『怪物』を観ました



深い映画で一回観ただけでは理解できず二回観てやっと理解できました


最近視聴した『でっちあげ』にも似てると思いました

学校の事なかれ主義は、『でっちあげ』と全く同じです


あとLGBTの要素も含まれてます


物語は、母親と先生と子どもの3つの視点から

描かれており、視点が変わるとこんなにも真実が変わってしまうのかと怖くなります


最初は母親視点

子どもの言う事をもちろん信じるし、子どものためにと一生懸命な母親は当たり前の姿だと思った

私は母親に感情移入して観ていた


でもやはり先生や子どもの視点からは全く違うものになる


だから物事は一つの側面から見るのではなく多角的に見ることが大事なのだと

いかに自分が先入観や思い込みに縛られていたのかかわかります


湊くんとよりくん

二人のキラッキラでピュアな世界は素敵だった

校長先生に「好きな人がいる。人に言えないから嘘ついてる。幸せになれないってバレるから」と言った湊くんの葛藤


幸せってなんでしょう?

こうしたから幸せになれるはず

こうしなかったから幸せになれない

普通やこうあるべきという固定概念に縛られないように、生きていけたらいいのにね

私もついつい子どもの幸せを願うあまり

いろいろ言ってしまうことを反省しました

何気ない言葉が子どもを否定したり、苦しめたりしてるのかもしれないと思った

親からしたら、ただただ幸せでいてほしいだけなのに

でもその幸せの基準を決めるのは子どもでいい

親があれこれ言うことではないんだと


校長先生が湊くんに言った

誰かにしか手に入らないものは幸せって言わない

誰でも手に入るものを幸せって言うの


とても心に残ったセリフでした

そしてこのセリフの意味をしばらく考えました

別に嘘なんかつかなくても幸せになっていいんだよ

ってことなのかな?と思いました

気持ちを肯定してくれてるようで、湊くんは救われたのではないだろうか


二人の子役たちの演技が素晴らしくて、感情を揺さぶられました

最後は二人とも楽しそうで嬉しそうで、解放されて二人だけの世界を進んでいけてるんだと嬉しくなった


ふわっとしててわかりにくい内容ではあるのですが、メッセージはしっかり受け取りました

自分にとっての普通という概念やこうあるべきという価値観が、誰かを傷つけたり苦しめたりしているかもしれないということ


誰しも誰かにとっての怪物になり得るかもしれないということ


坂本龍一さんの遺作である音楽も素晴らしくていい作品でした