《場、環境を変えるコツ》 NO.6341

たった一つの小さな「コツ」が
あなたを変える

【今日のコツ】

本来のわたしに出逢うことで、
人はその人らしい輝き、才能を放つ。

共に生きる皆さんへ

こんにちは、野澤卓央です。

今日もメルマガをお読みくださり

ありがとうございます。

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昨日は早朝友人と打ち合わせ。

家庭、会社などその場には、
独特の雰囲氣があります。

昨日は友人が経営する会社の風土や
雰囲氣はどうしたら変化するか話しました。

僕は場の雰囲氣に一番影響を与えるのは、
自分の在り方、エネルギーだと思っています。

例えば、

笑顔でいることで職場の雰囲氣を
よくしたいと思う人がいたとします。

笑顔はとても大切ですが、

余裕がなく笑顔でいられない自分、
怒る自分はダメだと自分を責め、

無理に笑顔を作ろうとするのは、

笑顔が良い、そうでない自分はダメと、
頭の中での正しさから身心の状態を正すと、
それがそのまま場の雰囲氣に現れます。

場の雰囲氣をよくするために、
頑張って笑顔を作ったとしても、

自分に笑顔を強要、課していれば、

それぞれが自分の正しさを主張、強要、
コントロールする雰囲氣を場に作ります。

上がり下がりする心や身体の状態、
良い悪いを主張する思考を俯瞰する、

感情に左右されず温かく自分を
見守る視座にわたしがいるとき、

自分の周りに温かい空氣が生まれ、
自分の在り方が風土を作っていきます。

夜はNVC（共感コミュニケーション）を
ベースにした“ありこみゅ”講座の３回目でした。

前週、“事実”と“解釈”を分ける
トレーニングを皆で行いました。

出来事や人の言動をカメラや
ボイスレコーダーで記録するように、
起きたことだけを観たのが“事実”です。

例えば、

事実は「Ａさんが私の横を歩いて行った。」
解釈は「Ａさんに無視された。」

“無視された”は自分の捉え方、考えで、
起きていること、事実ではありません。

解釈が悪いわけではありませんが、

解釈が事実だと思い込むと、
人は被害者、加害者になり、
自他を責めるプロセスが生まれます。

解釈から反発、我慢、分離は生まれ、
それは大切なものを失わせる可能性さえあります。

前週、“事実と解釈”を分けたことを
一週間、意識していた参加者の方が、

「あなたは違うと人に言われたとき、

　私は自分を下だと捉え、自分を
　小さく捉える癖があることがわかった。」

と、話してくれました。

脳は事実と解釈を分けるのが苦手です。

インドの哲人、クリシュナモリティは、

解釈と事実を分けられるのは、
人間の最も高い知性と言いました。

事実をあるがままに観て、

自分の感情、感覚を
あるがまま受け取ったとき、

人は本当の答えに出逢います。

夜はもう一つ、
インドにいる僧侶のアンダカさん、
キショーリーから英語を学ぶ時間でした。

しばらくインドにいるお二人に、
寺院での様子を聴くと、

「とても穏やかな時間を過ごしている。

　サドゥマハラージ（師）がそこにいるだけで、
　そのエネルギーを感じ皆の心の扉が開かれる。

　その場に、誰でも入ることができて
　誰もが自然と話をすることができる。

　彼がいると皆が仲良くできると思える、
　彼がいると調和していく。

　ただ一人の人が調和を
　もたらしているのを実感する。」

と話してくれました。

アンダカさんと僕の師は兄弟弟子です。
サドゥマハーラージは僕の師の師に当たります。

マハラージがいるだけで
場の雰囲氣が変わり心が優しく溶け、

愛、希望や勇氣が内側から湧く、
そんな僕自身の体験を思い出しました。

アンダカさん、キショーリーといると、
僕の心も自然と溶けていきます。

毎週、時間をとってくれる
二人に心から感謝を感じました。

アンダカさんはこうも言いました。

「否定的な出来事や考えの人が現れたら、

　思考はネガティブなことを言ってくる、
　すると想いもネガティブになっていく。

　それに飲み込まれると、
　自分自身を探すのはほぼ奇跡になる。

　自分自身を探せる人は否定から抜けた人。

　頭から足までネガティブな思考に浸かると、
　否定的になっている自分に怒りすら湧いてくる。

　ネガティブな思考や感情は、
　そこを抜けるための役割を持っている。

　不快を受け取ったとき
　人はここから出たいと思う。

　そこに強い決意が生まれる。

　その想いが前向きな環境に
　入っていくのを導いてくれる。

　だから、ネガティブも大切。」

と話してくれました。

人は自己を知っていくことで、
本来のわたしに出逢い、
その人らしい輝き、才能を放つ。

そんなことを実感しました。

打ち合わせ、セッション、講座、
勉強と盛りだくさんの日でしたが、

一つ一つのご縁が自分に今、必要な
ことを教えてくれると実感する１日でした。

今日も生きとし生けるものが平和で
幸せでありますように。