《希望が広がっていくコツ》 NO.6288

たった一つの小さな「コツ」が
あなたを変える

【今日のコツ】

体験から得た希望と確信を分かち合う。
それは人類、地球の可能性となる。

共に生きる皆さんへ

こんにちは、野澤卓央です。

今日もメルマガをお読みくださり

ありがとうございます。

◦◦◦◦◦◦◦◦◦◦◦◦◦◦◦

昨日は神奈川県藤野市で受講している今月の
パーマカルチャーデザインコース１日目でした。

このコースでは大自然、太陽、大地、植物
などが織りなす、“デザイン”と意図を受け取り、

先人の農や暮らしの知恵を学び、
自分のいのちを活かし学んでいます。

パーマカルチャーの学びはレシピや
マニュアルに沿って何かするのとは違い、

落とし込み、確信した知恵を、
他の人に分かち合ったり、次世代に
繋ぐことをしている様に感じます。

パーマカルチャーには原則がありますが、
講師によって内容は全く違います。

講師の設楽さんはパーマカルチャーの
創設者ビルモルソンから直接学んでいますが、

師からどの様に学び、
分かち合っているのか聴きました。

「ビルモルソンが登った頂の、
　その先に行こうと思っている。

　そこに好奇心や使命を
　持つことに生きる意味がある。

　私に農を教えてくれた
　大正生まれのお婆さんは、

　自分の知っていることは
　出し惜しみなく伝えてくれた。

　それが自分の中に入り、
　何かが生まれ、活かされ、
　その理解は次へと渡される。

　それは自分のもの、
　個人のものではない。

　人から人へ受け継がれるものは、

　あっ！それだよね！

　とみんなが思い出せるもの。

　誰もが思い出せるものを
　人はみな持ち合わせている。

　分かるものを伝える。

　誰かのものではない、
　みんなが分かるものは、
　皆が幸せになれるもの。

　そして、

　一人が極めたものを分かち合うと、
　それが次の人の刺激になる。

　一人一人が最善を尽くし、
　それを合わせると最善が生まれ、
　それが人類の発展になる。

　そこにすごい可能性ができる。」

と、話してくれました。

僕は師匠から学ぶとき、師にも、
また師がいることを思い出します。

その師にも師がいることを想うと、
源には大自然から受け取ったものが
あることを実感し、

感謝は大自然へと繋がります。

パソコンもこの世界にあるものを、
組み合わせることでできています。

この世界に自分がゼロから
作れるものはないことを知ると、
自分が独占するものはない様に思います。

僕は受け取ったことを、
分かち合える人でありたい。

昨日のテーマは庭でした。

庭は私自身の鏡であると、
ガーデンについて学びました。

庭の役割、庭の使い方、
庭の特徴など、庭の基本を学び、

何が美しさを作っているのか？

何がこの場所に
美しさを与えているのか？

たくさんの庭を
見ることを勧められました。

そして、設楽さんが関わった
1960年代にニューヨークで生まれた
コミュニティーガーデンの歴史を学びました。

コミュニティーガーデンは、
ニューヨークで凶悪犯罪が頻発し、
危険な場所になっていた時代、

地域の人たちが子どもたちが
安全に過ごせる場所を自分たちで
創る活動として始まりました。

分断、争っていた黒人、
白人、文化の違う人たちが、

都市の畑というより森の様な
ガーデンで食べ物を作りながら、
何が課題かを話し合うことで、
皆が混じりあっていきました。

その一つのモデルは市にとっても
欠かせないものとなり、支援を受け、

今コミュニティーガーデンは、
ニューヨーク市内に２００、
全米全体で１万近くあると言われ、

カナダやオーストラリアなど
他の地域にも可能性が広がっています。

コミュニティーガーデンは、

地域の交流、治安維持の
場としてだけではなく、

子どもたちがガーデンから
学ぶ教育の場として、

地域の在来植物を守る場として、

地域の人が結婚式をする場として、

市内より涼しい緑のある場所作りとして、

地域の生ごみを肥料にする
集合コンポストなどにもなっています。

自然を通して人が出逢うとき、
そこには素晴らしいご縁が生まれます。

日本にはこれと同じような
コミュニティーガーデンはまだないそう
なので、広がるとよいと心から思いました。

他にも設楽さんは、

「人には希望と恐怖があり、

　その両方を持ちながらも、
　人と関わり希望から動くことが大切。」

「シェアイズベスト。

　人類に有益なことをオープンソースとして
　分かち合うことが大切。」

など、人間と地球の可能性はすごいことを
信じて話す姿に心から感謝を感じました。

今日と生きとし生けるものが平和で、
幸せでありますように。