《良い悪い、対立を超えるコツ》 NO.6286

たった一つの小さな「コツ」が
あなたを変える

【今日のコツ】

良い悪いの行き来を終え、
大切なことを真っ直ぐ表現する。

共に生きる皆さんへ

こんにちは、野澤卓央です。

今日もメルマガをお読みくださり

ありがとうございます。

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昨日は、

自分と相手を大切にしながら
”ありのままの自分で生きる”ために
”絶対”知っておいた方がいいと思うことを、

NVC（非暴力コミニケーション）をベースに
伝えている講座を一緒にしている

正木智砂さんが我が家に来て
次回（９期）の打ち合わせをしました。

最初に、この５年間一緒にやってきて、
わたしは何が変わったか話し合いました。

智砂さんは、

「三角形をイメージするようになった。

　ダメな自分が良い自分になる、
　ダメな関係が良い関係になるのは、

　一見分かりやすいけど、

　三角形の底辺の二点を行き来するだけで、
　良い悪いの視点から抜けられない。

　今は三角形の頂点、
　大切なことを真っ直ぐ表現する様になった。」

と、話してくれました。

その話に深く共感し、

一緒に関わる人たちは離れていても
似た氣付きや変化を辿るのではないかと思いました。

僕自身、過去の自分がこうで、
今はこうなったという表現ではなく、

自分が大切にしたいことを
真っ直ぐ伝える大切さと、
その質や力の違いを今、感じています。

この三角形の表現は
多くの場合に当てはまります。

嫌いだから、好きなことをする、
ダメなものを、良くしようとする、

など二極の中で生きていると、
人は同じようなループを繰り返します。

例えば

親のここが嫌いだから、
真反対のタイプの人を恋愛で選べば、

自分の意志で相手を選んだようで、
快不快の反応で付き合う人を選んでいます。

それが悪いわけではありませんが、

自分の意志で選んでいない場合、

好きが、嫌いに転じ
こんなはずではなかったと、

関係性がうまくいかないことを
相手のせいにすることがあります。

夕方は、

10年間、争っている二人の方の
関係性を修復するセッションを行いました。

二人では話しができないほど
関係性が悪化した人たちの間に入ることで、
関係性の修復を目指すセッションです。

相手の言動や結果、感情だけで話し合うと、
人と人は深く繋がることができません。

ましてや対立が長引いた場合、

過去の嫌だった体験が邪魔をして、
冷静に話し合うことが難しくなります。

起きたこと、言動、感情を受容し、
その奥にあるお互いの本音、ニーズを、

ファシリテーターが間に入り、
会話を交していくことで、
お互いへの理解を深めていきます。

この先、二人でやっていくか、
それぞれ自分らしい道を生きるか、
結果はご本人たちが決めますが、

関係性を修復することで、
お互いを傷つけ合う関係ではなく、

双方が最善の結果、関係性を
生きることを願い行いました。

生きていると、
自分と相手の関係性だけでなく、

対立する社員、両親、友達夫婦、
兄弟などに出逢うことがあります。

そのとき、

戦争や内戦で使われる、
対立するもの同士を調停するための、

知識、技術、あり方を過去学び、
練習、実践してきた経験を、
今回活かすことができました。

一回で全て解決するわけではありませんが、
双方の信頼を得て間に立たせてもらえたことが、
本当に有り難く感じる時間でした。

夜は、みんなの学校の振り返り会。

塾に参加している人たちが
日々の中で氣づいたことを話し合いました。

Mさんは奥さんの介護をしています。

「奥さんの介護でしんどくなったとき、
　ふと、おふくろの顔が出てきた。

　それはあったかい眼差しで、

　俺が生まれた時もこんな風に見て、
　おむつを替えてくれたんだなと思った。

　そう思ったら、気が晴れた。

　奥さんに呼ばれるときはいつも、
　お袋の顔が先に出てくるようになった。

　母は偉大だな。」

と、感謝が巡る体験を話してくれ、

Mさんの話に他の方も胸を打ち、
自分の母を思い出していました。

Yさんは、

「父親との関係性が本当に悪かったが、
　父が一番心許している人間が僕になった。」

という体験を話してくれました。

父親との関係性が良くない方は、
Yさんの話に希望を感じていました。

他の方の話、疑問や質問も含め、

仲間と対話する時間の大切さと
豊かさを改めて実感する時間でした。

人間関係において、
愛があっても報われない、
やるほど苦しくなる努力があります。

それぞれが自分に合った知恵や、
共に歩む仲間に出逢える世界であってほしい。

心からそう願います。

今日も生きとし生けるものが平和で、
幸せでありますように。