たった一つの小さな「コツ」が
あなたを変える
☆ありこみゅ基礎編7期、6月開講☆
募集開始しました。
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(再受講制度もあります☆)
【今日のコツ】
自分を通し人間という生き物への理解が深まる。
そこには愛、力、知恵、全てのギフトがある。
共に生きる皆さんへ
こんにちは、野澤卓央です。
今日もメルマガをお読みくださり
ありがとうございます。
◦◦◦◦◦◦◦◦◦◦◦◦◦◦◦
昨日は一年かけて学んでいる心理療法、
身体、情動、生存本能、神経系の働きを
澤田准さんから学ぶ日でした。
東洋、西洋の様々な学びや実践を通して思うのは、
使う言葉、タイミング、アプローチの視点は違いますが、
言葉を超えるとその全てが一つであり、
どれも必要なものであるということです。
重なり合うことでピースが合う様に
具体的、実行可能な道が見えてきます。
ところで、
カルマ、穢れ、痛み、トラウマのことを
心理学用語では”心的外傷”といいます。
トラウマは、
自分ではどうすることもできなかった、
生命を脅かされるような衝撃的な体験で受けた
精神的ショック、心の傷のことをいいます。
医学生物物理学と心理学の二つの博士号を保持し、
Somatic Experiencingの創始者である、
ピーター・ラヴィーン 博士は、
トラウマを、
「神経系に溜め込まれた巨大な生存本能のエネルギー 」
「圧倒されたままの状態の名残り 出来事そのものではなく、神経系にある」
「トラウマとは慢性的な解離現象」
と表現しています。
つまり、
生き残りをかけた生存本能の莫大なエネルギー(闘争・逃走反応)
行き場を失って体の中 (神経系など)を彷徨っている状態。
僕たちの内側にある生存本能のエネルギーが
身体の中で適切に処理されていないとき、
そのエネルギーは、
1)底覚醒(シャットダウン)
2)過覚醒
3)休息期
という3つの状態として現れ、これらを繰り返します。
1)“底覚醒”の状態
人生や生活への関心の低下、未来がない感じ。
食欲が湧かない。
感情が感じられない。
顔が能面みたくなる(感情鈍麻、麻痺)。
現実感がなく、ぼうっとする(解離症状)。
みんなと違う世界に住んでいるように感じる(解離症状)。
親密に感じていた人が他人に見える(切り離す)。
自分が自分と感じられない(離人感)。
なにも感じない(麻痺、解離症状)。
取り組めない、時間がかかる、やったことが思いがせない。
恥ずかしい思いが突如蘇る、罪悪感、孤独感、鬱、自殺念慮など。
本人の意志とは関係なく背側迷走神経系が動き、
心身をシャットダウンさせます。
2)生存本能が過覚醒の状態、
些細なことに驚きやすい。音や変化に敏感に反応する。
物事に集中できない。常に緊張し気が張り詰めている。
イライラして怒りっぽくなる。警戒心が過剰に強くなる。
過去のことで考えがぐるぐる回る。
どうしたらよかったのか、相手は何を考えているのか、
自分が悪かったのかなど、 常にイライラ、不満、
怒りをベースに抱えている。
強烈な自己否定感、自己批判で苦しくなる。
神経的には交感神経が高い状態で高止まりし、
その状態が長く続くと身体的に耐えられなくなり、
次第に底覚醒(シャットダウン)していきます。
頭は過覚醒、
身体は低覚醒という状態もあります。
3)休息期の状態
不安定な時期を乗り越え表面的には普通に生活ができている。
同じ目に合わない様に強固なビリーフなどを作って自分を守りなが
潜在意識の奥にある生存本能のエネルギーが静まっている状態。
似たような状況や人をみたり聞いたり体験したりすると恐れ、
嫌悪感が現れる。
(本人はトラウマがうずいているとは氣づいていない時が多い)。
恋愛や結婚、育児や大人になってからのトラウマによって、
幼少期のトラウマが刺激され、症状が再燃してくることがあります
忘れてはいけないのは、
これら3つの状態は身体が心を
守ろうとする“正常な反応”であるということです。
トイレに行くのと同じで、
危機に際して誰もが持つ、
“意志の力”だけではどうにもならない“生理的反応”です。
自分が弱いから、おかしいから起こるわけではありません。
生存本能が自分を守るためにとる正常な働きです。
そして、この状態は終わらせることが可能です。
心理療法士家であるパット・オグデンは、
「トラウマ治療は体に働きかける必要があります」と言います。
深層にあるものに対して言葉による
アプローチには限界があると僕も思っています。
先に挙げたピーター・ラヴィーン博士は、
「癒しのプロセスは劇的でなければないほど、
またゆっくりと起これば起こるほどより効果的である」と言います
焦らないこと、ゆっくり進めることがとても大切です。
そして、自分の心と体の反応する仕組みを理解し、
心と身体を優しく理解する“客観的な自分”の存在を
育てることで癒しを確実に進めることができます。
そこには適切なサポート、知識、技術はもちろん、
サポートする人自身が葛藤の少ない人であること、
その出逢いが大切です。
技術や知識があってもサポートする人自身の
葛藤が強ければ、状態を悪化させることもあるからです。
また、トラウマは世代間連鎖するという研究があります。
実験用マウスに、
桜の匂いを嗅ぐと電流が流れる実験をすると、
その子、孫、5世代後に生まれたマウスも
桜の匂いを嗅ぐとフリーズするようになります。
裏を返せば、自分達の代で痛みを癒すことで、
次の世代はそれを引き継がなくなる可能性があります。
僕はトラウマは悪いものだと思っていません。
トラウマからの癒しは私たちを変容させてくれ、
捉え方が180度変わるほど精神的な成長を与えてくれます。
閉ざされていた怒りや悲しみのエネルギーは
わたしたちに力と知恵を与え、生きる道を教えてくれます。
その人、本来の無邪気さ、天真爛漫さを取り戻し、
他の人間という生き物に対する深い理解や愛、
自分という生命への深い信頼が生まれます。
元氣だからトラウマがないかといえばそうではなく、
世界の分断、争いの根本は人類の痛みにあると思っています。
僕自身、たくさんの葛藤、カルマ、穢れ、痛みを抱え、
10年以上かけ現実で起こることを通して
自身の痛みを一つ一つ癒し、手放し、統合してきました。
そのプロセス、多くの人と知恵に支えられ、
自分、今までの全てのご縁と出来事の価値、
自分の役割、力、知恵を思い出させてくれ、
健全な命の夢、生きる道を教えてもらいました。
元氣がない人はもちろん、元氣な人も、
人間という生き物への深い理解を深め、
違いを理解でき、力を活かし合える
そんな世界になることを願います。
今日もあなたとあなたの大切な人たちが、
世界が平和で幸せでありますように。
【今日のコツ】
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今日も小さなコツをお読み
いただきありがとうございました。
ひとりひとりが心の内側に安心を感じ、
愛と力と紡ぎあえる世界を望んでいます。
では、また明日。
No.5842
《痛みを癒し、可能性が広がっていくコツ》
2023年5月16日
野澤卓央
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◆「自分を変えるほんの小さなコツ」(かんき出版)
(感情の扱い方や豊かな人間関係を築き方のコツ)
◆「あなたを変えるたった1つの小さなコツ」(祥伝社)
(30代までの自伝、師から学んだことを書いています)
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