《怒りを超えるコツ》No.5815

たった一つの小さな「コツ」が
あなたを変える

【今日のコツ】

怒りの奥底には私の願いがある。
願いに氣づくと怒りは情熱に変わる。

共に生きる皆さんへ

こんにちは、野澤卓央です。

今日もメルマガをお読みくださり

ありがとうございます。

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昨日は名古屋で９年目となる研修でした。

自営業をされる女性グループ、
同じメンバーと毎月学んできました。
（12月から3月はお休み）

主催してくださっているMさんは、

「60歳を越すと内側にある課題が
　外側に現れるのをより感じ取れる。

　母親と娘問題は根強い。

　でも、生まれた星だから仕方ないと
　片付けるのは悲しい。

　先の世代へ連鎖しないように。」

と、自分たちのことはもちろん、

次世代を考えこの会を主催し続けて、
くださっているように僕は感じています。

身近な人への強い愛情は時に
強い怒りに変わることがあります。

１０年以上、
様々な場所で多くの人に会い、

パートナーや子どもに怒りをぶつける、

自分には愛や優しさがない、
ダメだと勘違いする方を拝見してきました。

僕は大切な人に怒りを感じる人ほど、
本当は深い愛や優しさがあると思っています。

例えば、プロ野球の試合で阪神が負け、
怒る、悲しむのは阪神ファンだけ。

他のチームが負けても阪神ファンは
腹を立てませんし、そこそこのファンなら
阪神が負けても怒ったりしません。

人間関係も同じで、どうでもいい相手に
そこまで強い怒りは感じません。

理解して欲しい、認めて欲しい、
幸せであって欲しい大切な相手ほど、
思い通りにならないと怒りが湧きます。

そもそも愛があるから怒りが湧くのですが、

怒りの“扱い方”や“根源にあるもの”を
理解することができないと、

何かのきっかけで溜め込んだ怒りが暴発し、
相手を強く責めてしまうことにもなります。

そして後になって、自己嫌悪、罪悪感を感じ、
自分には愛がないと勘違いし自己否定します。

怒りを扱うとき大切なのは、

理性的に振る舞う、我慢する、
美化や正当化など頭で理由づけするなど、

怒りを理性（頭）で
なんとかしようとしないこと。

怒りは“何か”があって欲しいのに、
“ない”と感じる時に湧いてくる感情です。

怒りが湧いたときは、

まず身体に意識を向け、わたしは、
“何を望んでいるのか？”

外側、相手に何かを求めるのではなく
自分の怒りの奥底にある“願い”に氣づくこと。

できたできないを超え、スポーツと同じで
それを繰り返し練習していくことが肝心です。

お腹が空いたという空腹感（不快）は、
食べ物を食べなければ満たされませんが、
何か食べ満たすことで不快感は消えていきます。

怒りも同じで、
わたしの願いにわたしが氣付くと、
自然と消えていきます。

残るのは、わたしはOOを
望んでいるという“情熱”です。

希望を理解し声を聴くことで、
怒りは純粋な情熱に変わります。

怒りの扱い方はスポーツと同じで、
頭で理解しても役には立ちません。

日常生活の中で湧いてくる怒りを学びとし、
繰り返し実践し身につけていくこと。

すると、怒りを我慢したり、ぶつけたり、
諦めるのでなく、相手と分離せず自分の願いを
表現できるようになってきます。

それでもどうしようもない強い怒りは、

強い怒りの奥底にある悲しみ、そしてまた
その背景にある痛みに氣付き、それらを
癒したとき、怒りから人は解放されます。

怒りに良い悪いはありませんが、

怒りという強いエネルギーを人類は
まだ扱いきれていない様に感じます。

戦争、冷戦、従うを繰り返している。

世界に望む姿をわたしが生きる。

まずは僕ら自身が、自分のできることから
始めることが大切だと感じています。

怒りを人にぶつけたり、
我慢や分断を望むのではなく、

人はそれを超えられると信じる人と共に、

自分の内側、家庭や職場の平和を
創造することから始めていきたいです。

今日もあなたとあなたの大切な人たちが、
世界が平和で幸せでありますように。