余生こそ、何かを好きになること、好きを見つけること、それに関わっていくことが大切。もう「自分が主人公になっていいんだよ」と自分に言い聞かせております。人の世話は頼まれればするものの、そしてそれは容易い行為なのですが、おせっかいはいけません。ほっておいてというサインに敏感にならなくてはいけません。

 

数年前から、「日帰り街歩き」をはじめました。忙しかったころの癖が抜けなくて、次がないかもしれないと思うと,むやみに予定を詰め込みすぎて消化不良になってしまうこともあります。あそこで食べてあそこを見てがマスト(スルー出来ない、次回に回せない)になり、小学校の遠足のしおりのようにバスの時間まできちんと調べ出す始末。

 

楽しいはずの街歩きが窮屈になっています。(もちろん郊外へ行くときなどはバスの本数が一時間に1本だったりすることもあり、日帰りができなくなるため調べなくてはいけませんが。)もっと気楽にいこうよ!自分のペースでゆるり歩けたらいいな。

 

友人たち(50代前半から70歳前半)は年に関係なく足腰の強さ大きな違いがあります。50代前半の友人より70歳の友人の方がはるかに健脚で傾斜38度の小山も一緒に登ります。

 

大好きだった「ワイン」、いつかきちんと勉強してみたくて、半年勉強してソムリエ(エキスパート)の資格を取得しました。知識を得ることは楽しく、いままであちこちで飲んできたワインのパズルがきちんとはまった印象です。世界が確かに広がりました。ところがあれほど好きで、たくさん飲んでみたいと思っていたはずなのに、すぐにつぶれてしまい、思うようにいただけなくなっていました。これからは少しずつ家の中で楽しみます。

 

イチローいわく、読書はあえてせず自分軸に忠実でありたいそうですが、私は本が好き。私の言動の中にすでに「受け売り」が多数存在しているのかもしれませんが、物語や人の解釈を賜ると聞く耳を持ち素直になれる自分を発見できます。そもそも私の場合自分軸など自分の内部にひっそり存在すればいい。自分さえわかればよい。

 

 体の痛みを修正してヨガをはじめて1年。「これからがこれまでを決める」は、どこかのお寺に書かれていた言葉でまさに受け売りですが、今の自分の道しるべとなる言葉です。後ろ向きになる日もあるけれど、まだまだ好奇心も確実にあります。自分の好きに忠実に寄り添いつづけたいと思います。

 今日はハナニラの花が凛と咲き誇っています。風はまだ冷たいです。

2019.4