こんにちは。

 

最近自動車メーカーの不正が明るみになってきています。

少し前でも医薬品メーカーの不正が明るみになり、その後供給不安が発生し、それは今でも尾を引いています。

 

ジェネリックメーカーの不正が最初に明るみになったとき、薬局に来ていた卸の人に、

 

「すみません、供給でご迷惑をおかけしてます。」

 

と言われましたが、私は

 

「たぶんこの件は氷山の一角ですよ。おそらく今後どんどん出てくるんじゃないでしょうかね」

 

と言ったことがあります。

彼は

 

「えー!そうなんですかね?困るなあ」

 

と冗談交じりに話してましたが、結局現実となりました。

 

何故私がそういったのかというと、経験があるからです。

 

私は以前、工業系のメーカーにいました。

若かりし頃最初に入ったメーカーの工場で、今話題になっているような不正は普通に行われていました。

何も知らない若い頃ですから、これは不正になるのではないかと思い、すごく悩みました。

しかし、上司からは

 

「数値1や2の外れ値が何の問題がある?これは誤差だろ。」

「もう一度やり直して正常値が出れば問題ない」

「測定環境に問題があるかもしれない。少し変えて測定してみろ」

 

いつしか私もそうかもしれない、そういうものなんだと考えるようになり、感覚がマヒしてしまいました。

 

その後いくつか会社を変わりましたがそこでも当たり前に同じようなことが行われていました。

 

その後薬学の世界に入り、製造系の法規を学び、

 

・・・きちっとしてるな。さすがに人の命を扱う薬品関係だからきちっとしているんだな。・・・

 

と思っていました。最初の不正が明るみになるまでは。

 

しかし、同じことが起きてしまいました。

 

もうこれはどこの業界も関係なく、日本全体の製造業が抱える悪しき慣習なのではないかと思いました。

 

もちろん全てとはいいません。

外資の血が入った製造は違うかもしれません。

 

しかし業界を超えてここまで広がると、かなりの部分染まっているところが多いのではないかと思わざるを得ません。

 

なので、私は

 

「氷山の一角」

 

と言ったのです。

 

工業系はともかく、せめて人の命に係わる医療関係はそういう不正(しかし当事者にとっては不正の感覚はないような気がします)はなしにしてもらいたいなあと切に願います。

 

もう起こってしまいましたが。

 

せめて治験のレベルではこういうことがないように願いたいものですね。

 

 

というわけで前置きが長くなりましたが、ゴロ集(薬知恵の和)からです。

 

 

【和実治-1】治験三本柱

 

 

 

 

A危険だからAを作ろう

 

A:治験 ①頼性 ②理性 ③学性 A:三本

 

 

*シリカとは二酸化ケイ素のことです。

工業用では樹脂の特性を改善する充填剤としてや、食品でも増粘剤として使われていたりするありふれた素材です。

 

 

上の文章がゴロ文、下の行が語句になります。

見出しの語句であるリード語句にはアルファベットが振られており、それに関連して覚えるべき語句が①、②のように振られています。

 

 

注1

【このゴロは私が時間をかけて考えたオリジナルであり、著作権は私に帰属します。

当然ご理解頂いていると思いますが、第三者に無断で記載、転載、配布することはご遠慮ください。】

 

注2

【できる限り正確な内容で作成することを心掛けていますが、間違いがある場合があります。利用はご自身の責任の下でお願いします。また間違いがある場合、ご一報頂けると幸いです。】

 

 

 

 

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薬剤師国家試験対策ゴロ集です。

 

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