薬剤師やってるといろいろな人間に出くわします。
患者はもちろんいろいろ変わった人がいますが、小さな調剤薬局になると薬剤師も変わった人がいます。
今回はそんな変わった薬剤師の話。
【オレ様薬剤師】
特に30代〜40代のゆとり世代でよく見られます。
オレってすごいでしょ、みたいな。
薬剤師ではないですが、かみさんの職場にも結構いるようで。
ホントにスゴイなら問題はないですが、そういう奴に限って大したことなかったり、そもそも間違えていたり。
まあ年代的に背伸びしたいお年頃だからなのかも知れないですが。
それは自慢になりませんよっていうことがあったので書きます。
30代管理薬剤師でしたが、若くして管理を任されているという自負があるんでしょう。常にオレ様的な人物でした。
まあそれさえ気にしなければそれほど害もないのでテキトーな距離を置いて接していました。
ある時小児の粉剤が処方され、私が投薬の為監査していた時のこと。
PC上で添付文書を開き、用量チェックをしていると、
この量で大丈夫ですよ。出しちゃって下さい。
と、横から管理薬剤師。
後から私が
覚えてるんですか?
と聞くと
そうですね。患者を待たせられないし。
と自慢げに管理薬剤師。
心の中で私は
自慢にならんけどね
と思いましたが、つまらない事で衝突しても仕方ないので黙っていました。
そう、自慢にならんのです。
品質管理の面から言えば、
人の記憶ほどあてにならないものはない
んです。
ミスを誘発しやすい行為の一つです。
患者を待たせたっていい。
それで騒ぐなら、毅然とした態度を取ればよい。
なんなら調剤拒否でも良いくらい。
安全が第一に考慮されるべき。
この場合はしっかりと確認が取れる資料を用いて監査をすべきです。
これは自分がいくら覚えているつもりでも、この確認作業は怠ってはならない。
長くやってると当然覚えてしまうものもあるでしょうが、覚えてること自体は自慢にも何にもならない。
もっと大切なことがあるでしょう、ということ。
だから私は必ず資料を参照します。
薬局によっては、
粉の計算は必ず電卓を叩いて下さい
という所がありました。
これは正しい。
人はミスするものという前提に立ったルールです。
暗算ほど怪しいものはない(実際に私はこの薬局で一度暗算ミスをして懲りました)。
薬局は小さい所が多く、ルールも千差万別で、安全、品質に関しては???なことも多いのが現実です。
誰も教育してくれなかったというのもあるだろうし、そういう指針はたぶんないというのもあるでしょう。
そこで私が常々思うのは
新人薬剤師の時に一般の製造業(必ずしも製薬メーカーでなくても良い)の品質管理部門にしばらく実習に出るべきでは?
ということ。
厚生労働省は少し考えてもらいたいものです。
他にも一人薬剤師の店舗とか、危険極まりないわけです。
最低でもダブルチェックが必要です。
私が製造業にいた頃は
①作成(薬剤師で言えば調剤に当たります)
↓
②査閲(調剤のダブルチェック)
↓
③監査(監査)
↓
④上長(薬局業務では存在しない)
こんな感じでした。まあ多少冗長な面もありますが。
実際の薬局では①と②③のダブルチェックでしょうか。
ということを考えると、一人薬剤師店舗は全てを一人でやっているわけで、安全や品質の面からは
【あり得ない】
と言わざるを得ません。
これを厚生労働省が認めているのは、安全上如何なものか。
日本で行われていることは、参考にしてもっと医療にも取り入れるべきだと思います。
話がだいぶ逸れましたが、変わった薬剤師の話に戻ります。
次は自分が薬剤師であることをことさらに示そうとする奴。
これも何人か見たことがありますが、皆30代〜40代前半位でした。
【私薬剤師なんで】
っていうやつです。
投薬前に事務員が私のところにタタタ〜とやってきて、
この人、薬剤師です。受付の時にわざわざ言ってました。
と。
わざわざ?なして?
というと、
さあ?管理料取るなってことですかね。だから外しておきました。
ふーん。
というやり取りを調剤室にいた別の薬剤師達も聞きに来て、
わざわざ自分薬剤師って言うか?
高々少しの管理料を取られるのが嫌なんかな。セコいわ〜
普通黙って説明聞いて帰るよな
自分はデキる薬剤師気取り?
薬剤師だから・・・何?
それはもう散々な言われようでした。
それを聞いて笑いながら私は投薬にでました。
薬歴開くと、事務員が
(自分、薬剤師です)
と記入していました。
まあ私も黙って薬をもらうし、もしかしたら自分にも役立つ説明があるかも知れないのでしっかり聞きます。
謙虚さはゆとり教育では教えないのかな?
裏で何言われているかわかりませんよ。
みっともないのでやめましょうね。