こんにちは。
ミカエリスメンテン式とラングミュア式の相似について(その1)の続きです。
ラングミュアです。
ミカエリス・メンテン式と同様、使われる記号と定義はだいたい共通していますので省略します。
式は以下です。
この時点で、ミカエリス・メンテンと似ているな、または同じだなと感じた方は、もうこれ以降見なくても大丈夫です。おそらく理解していると思います。
ピンとこなかった方、式の右辺の分母分子をKでそれぞれ割りましょう。
すると、以下になります。
同じですよね。
n→Vmax、[Df]→[S]、1/K→Kmと見れば、同じ構造です。
なので、グラフは以下になります。
特にグラフの動きに関し、Kが増大→Kmが0に近づく、という読み替えを行なえば、このグラフの動きは理解できるはずです。
![](https://ssl-stat.amebame.com/pub/content/9477400408/amebapick/item/picktag_autoAd_301.png)
同様の考え方でいける問題があります。
第102回 理論問題166です。
今後もし以下のような問題が出ても、ミカエリス・メンテン式から類推すればすぐに正解が分かりますよね。
一応必須もどきの問題を作ってみました。
参考にしてみてください。
必須
問1 ラングミュア式の直接プロットのグラフとして正しいものはどれか。
一つ選べ。
1
2
3
4
![](https://ssl-stat.amebame.com/pub/content/9477400408/amebapick/item/picktag_autoAd_301.png)
正解 2
ラングミュア式の覚え方を以下の書籍に載せていますが、ここでも紹介しておきます。
ラングミュア式
①ラング式、②クドいけど、③いちいちテストに出る。④クドい
①r/n ②KD ③1 ④KD
① = ②/(③+④)
ここでは式を少し変形した形で作っています。
よかったらどうぞ。
書籍出版しました。
薬剤師国家試験対策ゴロ集です。
本書は、覚えることの多い薬学部で40代後半の中年学生を特待かつ一発合格へとストレートに導いた薬剤師国家試験合格の秘訣を示す決定版と言えるものです。例年より難化した第105回薬剤師国家試験本番で今までの模試及び過去問でも取ったことがなかった自身最高得点の必須問題89%をマークし、ほぼそこで逃げ切ったような展開に持ち込めたこのゴロは、著者が6年かけて作成し、定期テストや模試に使用しつつ薬剤師国家試験合格後、薬局薬剤師として勤務しながら3年をかけ、更に内容の取捨選択、整理を行い厳選して作成しました。そのゴロの数、何と驚異の約1400、ワード数約6000(ただしこの位は基礎知識として必要な量でもあります)。
薬学の知識知恵に、覚えるためのゴロというツールを足した「薬知恵の和」、薬学共用試験CBTや薬剤師国家試験対策にどうぞ!