事故に遭ってしまった、ある猫のはなし。

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先日、当会に一件のメールが届きました。

内容は、事故に遭った野良猫を病院で保護しており、退院後の里親探しについての相談をしたい

とのことでした。

私は早速ご連絡し、これまでの経緯を伺いました。

ご自宅付近の道端で、様子のおかしい猫が横たわっているのを発見し近づくと、目を見開いたまま荒い呼吸をしていたそうです。

このままでは命にかかわると思ったその女性は、どうしようかと悩みながらも病院へ連れて行くことを決意、ご友人を呼び出して、一緒に病院へ搬送しました。

獣医師の診断では背骨が折れていること、それによる内臓の損傷はないこと、しかし手術をしなければ厳しい状態であり、手術をしたとしてもどこまで回復するかわからないとのこと。下半身の麻痺も覚悟してくださいとのことでした。

手術をするかどうかで、ご友人と相当悩まれたそうです。

入院・手術には多額のお金がかかる上、退院しても下半身の麻痺により自力での排泄が難しいこの猫を、日中お仕事で家をあけることの多いお二方は飼ってあげることができない現実があります。

しかしここまできて諦めたくないとの思いで、手術に踏み切り、手術も無事に成功、今は随分回復しているそうです。

さらに詳しい経緯はこちら

このお話を聞いて当会でも管理している猫のケガや事故などで、何度も病院へ連れて行き手術をしたことがあるので悩む気持ちは痛いほどわかりましたし、このお二方の優しさに触れて、何か力になれることがあればと思い、ここに書かせていただきました。

この事故に遭った猫はトラちゃん（仮）と名づけられ、お二方は本当に地道に、一生懸命に、募金活動や里親募集の活動をされています。

トラちゃんの様子をご覧頂けます→こちらからどうぞ

チラシや募金箱を置いて頂ける方、募金をして頂ける方、トラちゃんを優しく介護して頂ける飼い主さんを募集しています。

詳しくはこちらへお問い合わせください。

info@adachi-naoko.com

南中野地域ねこの会スタッフE

http://minaminakano-chiikineko.jp

info@minaminakano-chiikineko.jp

ねことの格闘！

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先日、とある場所で不妊・去勢手術をするための捕獲をしました。

この場所は私たちが管理している中で、一番飼い主のいない猫の多い場所です。

この場所は猫の多さ、またその猫たちの行動範囲の広さもあって、何度も捕獲作業をしているのですが

いまだに捕らえる事の出来ない猫が数匹います。

当会で購入したトラップゲージ（捕獲器）１０台をフル稼働して行うのですが、

猫にも人間同様色んな猫がいます。

毎回トラップにかかる猫。

しかも１回の捕獲で２回もひっかかる猫。

トラップを見た途端逃げ出す猫。

エサだけうまく食べてしまう猫。

単純な猫もいれば、要領のよい猫もいます。

何とかして捕まえられないものかと思い私たちは最終兵器を購入。

魚を獲るアミです。

アミと言っても、虫取りアミを大きくしたようなものです。

今回はそれを使う事にしました。

毎回トラップをかわされていたゴミ色の猫（マーブル♀）をターゲットにし、作戦を開始。

普段通りにエサをあげるスタッフの背後から気づかれないようにそうっと近づき

油断したところで一気にアミをかけました。

何だかだまし討ちみたいで可哀想な気もしましたが、やっと捕まえて手術をすることができました。

まだ数匹残っていますが、必ず全部捕まえたいと思います。

南中野地域ねこの会　スタッフ

地域猫事情

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先日、私共の代表が【渋谷区動物愛護推進ネットワーク】(通称：Ｓ.Ａ.Ｎ.)の方とお話をする機会があり、私も同席させて頂きました。


Ｓ.Ａ.Ｎ.は渋谷区との共働事業で地域猫活動を推進しており、渋谷全域の飼い主のいない猫事情の殆どを把握しているそうです。
各地域毎に地域猫活動グループが立っており、全体をまとめているのがＳ.Ａ.Ｎ.です。


渋谷区では、地域猫活動を区が認め推進していること、また不妊・去勢手術費用の助成をしてもらえること、組織がしっかりしており、また区のバックアップも有り、中野区には無いことばかりで正直羨ましく思いました。


東京都では地域猫活動を推進しているのに、このように市や区によって温度差があります。

一刻も早く、地域猫活動が広く認識されることを望むばかりです。

南中野地域ねこの会　スタッフE

渋谷区動物愛護推進ネットワーク　ホームページ

http://www.shibuya-animal-net.com/index.html