『カムカムエヴリバディ』でも登場!旧豊郷小学校とは? | 映像のチカラで日本を元気に!ロケたび日記 by ロケ地ラボ 

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皆さんこんにちは!
さて、NHKの連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』、今月から始まりましたね!
仕掛人も、上白石萌音さん演じる「安子」に、朝から元気をもらっています。
 
幸せも束の間、ストーリーは戦時中に入ってしまいました。これからの展開、どうなるのでしょうか?
 
さて、今日は、そんな『カムカムエヴリバディ』でも登場した、滋賀県の「豊郷小学校旧校舎群」をご案内します。
 

この建物、そうです、「安子」が、松村北斗さん演じる「稔」を見送りに行った「岡山駅」ですね!
実は岡山県ではなく、滋賀県の豊郷町にあります。
昭和初期に建築家ウィリアム・ヴォーリズの設計で建てられ、現在は国の登録有形文化財に指定されているという、由緒ある建築物なんです。
 
校門。重厚な作りで、しぜんと厳かな気持ちになりますね!
 
旧校舎は、講堂内など一部は中に入って見学することもできます。
この豊郷小学校は、アニメ『けいおん!』の舞台、「桜が丘高等学校」のモデルとなった(と言われる)場所と
しても知られていて、ファン向けの展示なども行われています。
 
その他、数々の映画やドラマのロケ地としても利用されており、朝ドラでは『べっぴんさん』、『おちょやん』、
映画では『君の膵臓をたべたい』、『だいじょうぶ3組』などでも、それぞれ重要なシーンに登場していました。
 
 
たしかに、こうして見ると、校舎というよりは重厚な駅舎のようにも見えますね!
ドラマのリアリティに花を添える見事なシーンになっていたと思います。
 
ヴォーリズ設計の建物は他にもありまして、お隣の近江八幡市には、旧郵便局や現役の教会などもあります。


さて、この滋賀県の豊郷町は、このように歴史のある町で、旧中山道沿いにあって、古くは近江商人の活躍した土地としても知られています。
「豊郷小学校旧校舎群」から旧中山道沿いを少し歩くと、「伊藤忠兵衛旧邸」があります。
そうです、今の「伊藤忠商事」の礎を作った人物ですね。
 
中に入ると、伊藤忠兵衛をはじめ近江商人の歴史が展示されており、繊維の卸業から、今の伊藤忠商事のような総合商社に
至るまでの歴史が分かります。とっても気持ちの良い和風建築です。
 
そして、旧中山道をさらに南へ進むと、隣町の愛知川(えちがわ)宿につきます。
中山道65番目の宿場町。ここは町の真ん中にある「愛知川宿街道交流館」。旧近江銀行の建物が活用されています。
 
近江鉄道の愛知川駅や豊郷駅などが最寄駅です。お近くにお越しの際は、是非豊郷小学校旧校舎群と旧中山道の街道歩きをお楽しみください!