(昨年)4年生の二学期頃から、本格的に学校に行かなくなった長女。
その長女が、約一年ぶりに登校し、4泊5日の転地学習に参加した。
私は、嬉しかった。
何が嬉しかったって、
学校に行ったことでも、転地学習に行ったことでもなく。
「転地学習に行きたい」 という気持ちがあり、
それに向かって一直線に動いたことが、何より嬉しかった。
そこに向かう過程で、私がしたことと言えば、
長女が泣くときに、胸を貸したこと、
ボストンバッグを甥っ子に借りに行ったことぐらい。
荷物の準備、学校への諸々確認の電話連絡、
必要なことは全部一人でやっていた。
【泣いた日】
転地学習までに一日だけ、学校に行った日があって。
その前日の晩は、泣いていた。
「こわいよ~」 「緊張するよ~」 って。
私は、
「そうやんね~」 「こわいよね~」
って、受け止めるだけ。ひたすらそれだけ。
以前の私なら、ここでなんやかや言ってたやろな~。
「大丈夫やって~!」 とかね。
大丈夫ちゃうから泣いてんのに!
受け止めるだけ。
やっとこれがちょっとずつできるようになってきた。かな。
【行くまでの私の紆余曲折】
転地学習、数週間前。
「やっぱり行かないでいいわ。」
転地学習は行きたい!と前々から言ってた長女の
この消極的なセリフに、私は久しぶりにザワついた。
行ってほしい期待
行かないかもという不安、
行きたいはずのものに、まだ力を出せないのかというガッカリ感。
色んな気持ちが自分の中にあることを知る。
そこで、私は講座中の皆や、講師の方に相談。
この気持ちをどうしたらいいの~!?って。
そこで、自分の気持ちを全部言うことで、
みんなから新しい視点を知り、自分の思い込みがあることを再認識。
講師のゆきさんが、言ってくれたこと。
「行く意欲もあるけど、行かない意欲も意欲だよ」
ハッとした。
今まで、「行く意欲」 こそが、意欲だと思ってたから。
そのやり取りをさせてもらってからは、自分も不思議なぐらい、
転地学習に行く、行かないへの思いがなくなっていた。
「行きたかったら、どうにかするやろ~」
になった。
そしたら、どうにかした~!
見事に、どうにかした。
私は、な~んにもしなかった。
我が子ながら、あっぱれ。
そして、当日。
「お母さん!とうとうこの日が来たね!
次に学校行くのは、来年の修学旅行やったりしてね、あははは~(笑)」
・・・またもや、あっぱれですわ。
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