人は何故に花の絵を描くのを止めないのだろうか。

 

花が生殖器であることを、小学生の頃に教わる。

 

きれいな花びらの真ん中に、雌しべと雄しべがあり、雄しべの花粉を雌しべが受粉して、実がなり、種ができる。

 

実と種は成熟し、花びらは死ぬ。

 

エロスと死が結びついていることを花の中に見る。

 

人は何故、花瓶に活けられた花を描き続けるのだろうか。

 

そして、部屋に飾るのだろうか。

 

       (ゴッホ、12本のひまわり、1888年8月)

 

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