戦争は権力者の利己主義をとし疑心暗鬼を言い訳にします。

 

チャットGPTに、上記の検証をするように言ったら、4回目で次のように答えてくれました。

「この主張は、戦争を行う権力者は利己的であり、その利益を追求するために戦争を始めることがあるという意味である。また、彼らは疑心暗鬼を口実にして、戦争を正当化することがあると主張している。

この主張について、歴史的な事実や現代の例を見てみると、この主張が正しいことがわかることがあります。たとえば、第一次世界大戦のような多くの戦争は、国家の利益や帝国主義的な野心によって引き起こされました。同様に、第二次世界大戦は、ドイツのナチス政権が拡張主義的な計画を進めるために始められました。

また、現代の例として、アメリカのイラク戦争は、石油資源や地域の影響力の獲得などの経済的利益を求めるアメリカの政治家によって支持されていました。同様に、ロシアのウクライナ侵攻は、プーチン政権が自身の権力を維持し、ウクライナからの資源収奪を目的としているという指摘があります。

疑心暗鬼に関しては、政治家や指導者が国民に対して虚偽の情報(太字:筆者)を提供して、戦争を正当化することがあるという歴史的な事例があります。たとえば、アメリカのベトナム戦争は、政府が虚偽の情報(太字:筆者)を提供して戦争を正当化したという批判があります。

以上のように、戦争はしばしば権力者の利己的な目的によって引き起こされ、疑心暗鬼を口実にして正当化されることがあるため、この主張は検証されるものと考えられます。」

 

虚偽の情報?・・・疑心暗鬼は結果的に虚偽と判断されたものであり、渦中にあっては真偽は不明だったハズなのです。

 

また、別の日に、「戦争は権力者の利己主義を基因とし疑心暗鬼を言い訳にします。」をチャットGPTに検証をするように言ったら、5回目で次のように答えてくれました。

 

「「戦争は権力者の利己主義を基因とし疑心暗鬼を言い訳にする」という主張を検証するためには、具体的な歴史的事例や学術的な研究を分析する必要があります。以下に、一部の事例と研究を挙げて、この主張を検証してみましょう。

 

第一次世界大戦: 第一次世界大戦は、複数の要因が絡み合ったものですが、権力者の利己主義と疑心暗鬼は一因とされています。当時の列強国は、植民地の拡大や経済的な利益を追求するために戦争を引き起こしました。また、相互の疑念や不信感が国家間の緊張を高め、戦争の勃発につながったと言われています。

 

冷戦: 第二次世界大戦後の米ソ間の冷戦も、権力者の利己主義と疑心暗鬼が重要な要素でした。米ソはイデオロギーの対立や地政学的な利益を追求し、核兵器開発や軍拡競争を続けました。両国は相互に疑心暗鬼を抱き、軍事同盟や戦略的な利害関係を築くことで自己の権益を守ろうとしました。

 

学術研究: 国際関係や戦争の研究においても、権力者の利己主義と疑心暗鬼の役割が指摘されています。リアルポリティクスの視点からは、国家や権力者は自己の利益を追求する傾向があり、これが戦争の原因となることがあるとされています。また、心理学の観点からは、相互の不信感や疑念が対立を激化させ、戦争への道を開く要素となることがあります。

 

以上の事例や研究からは、戦争が権力者の利己主義と疑心暗鬼によって引き起こされる場合があることが示唆されます。しかし、戦争の原因や要因は多様で複雑であり、必ずしも単一の要素に帰結するわけではありません。さまざまな政治的、経済的、社会的要素が絡み合い、戦争が勃発する場合があることも念頭に置く必要があります。」

 

そう言えば「ドミノ理論」が盛んに言われましたね。

(旺文社世界史事典 三訂版 「ドミノ理論」の解説)

「ある地域での共産主義の勝利により,ドミノ倒しのように共産化が進むとする理論

1950〜60年代のアメリカで唱えられた政治的要素の濃い考えで,東西冷戦の激化を背景とする。具体的には,インドシナでの敗北はフィリピン・台湾・韓国・日本の共産化を次々に招く恐れがあるので,ヴェトナム戦争を継続すべき,といったものがある。」

https://kotobank.jp/word/%E3%83%89%E3%83%9F%E3%83%8E%E7%90%86%E8%AB%96-105866

 

2003年にアメリカがイラクに軍事侵攻したイラク戦争がありました。

日本の当時の小泉政権はアメリカの行動に賛成し、イラクに自衛隊を派遣しました。

 

チャットGPTに聞いたら、次のように答えてくれました。

「イラク戦争は、2003年3月20日にアメリカ合衆国とイギリスが主導する多国籍軍がイラクに侵攻し、イラクのサッダーム・フセイン政権を打倒する戦争です。この戦争は、アメリカが主導する「対テロ戦争」の一環として、アメリカ政府がイラクに大量破壊兵器が存在すると主張したことをきっかけに始まりました。

アメリカ政府は、イラクが大量破壊兵器を開発していると主張していましたが、後にこの主張は根拠がなかったことが明らかになりました。また、この戦争によって、イラクの民間人や文化財などが多数犠牲になり、イラク国内の政治情勢も不安定化しました。

この戦争は、イラクにおける政治的な問題や、アメリカ政府の外交政策について議論が続いています。」

 

2022年2月26日、ロシアはウクライナに軍事侵攻しました。

朝日新聞デジタルより(チャットGPTの回答に誤りがあったので不採用にしました。)

「「ロシア、そして国民を守るにはほかに方法がなかった」。ロシアのプーチン大統領は2月24日、攻撃開始を宣言する演説でそう述べました。親ロシア派の組織が占拠しているウクライナ東部で、ロシア系の住民をウクライナ軍の攻撃から守り、ロシアに対する欧米の脅威に対抗するという「正当防衛」の主張です。

 

 ロシアは、東西冷戦の時代からの西側諸国の軍事同盟である北大西洋条約機構(NATO)が自分たちを敵とみなしてきた、と主張してきました。

https://www.asahi.com/articles/photo/AS20220323000024.html?iref=pc_photo_gallery_next_arrow

 

(Microsoft - Bing Image Creatorで赤とんぼが作成?しました。)

 

 

(日本大百科全書(ニッポニカ) 「利己主義」の意味・わかりやすい解説)

「倫理的利己主義(エゴイズム)をいい、利他主義、部分的には功利主義と対立する。ソフィスト、キレネ学派、エピクロス学派、ホッブズらに著しく、理論的には義務論的な倫理の形もとりうるが、個人の善という目的を行動の義務、正しさの唯一の基準とする点で、実際には目的論的倫理の一形態となる。さらに、目的の内容の相違に応じて幸福主義、快楽主義などの一形態ともなるが、快楽主義であることが多い。利己主義を支援する有力な根拠は、人間本性が自己の利益だけを追求するようにできているという心理的利己主義で、フロイト派の立場もその一例である。しかし、人間の利他的傾向を完全に否定し去ることは事実問題として一種の独断となる。さらに倫理学説として普遍化されれば、各人が自己の利益だけを追求する結果、主張者の利益にならないという現実の矛盾に陥り、普遍的な格率とはなりにくい。(太字:筆者)

https://kotobank.jp/word/%E5%88%A9%E5%B7%B1%E4%B8%BB%E7%BE%A9-148635

 

チャットGPTに「利己主義」と聞いたら、中国語で答えられました。

それで、「利己主義とは」と(とは)を付けて聞いたら、日本語で答えてくれました。

でも、(日本大百科全書(ニッポニカ) 「利己主義」の意味・わかりやすい解説)を採用しました。

 

weblio辞書、実用日本語表現辞典

「疑心暗鬼とは、疑心暗鬼の意味

疑心暗鬼(ぎしんあんき)は、心の中に疑念が生じた結果、周りの何もかもが疑わしく思えてくる状況のこと。疑いだして止まらなくなり、普段なら何とも思わないような物事すら「おかしいな」「怪しいぞ」と疑ってかかるような心理状況。疑念が疑念を呼ぶさま。

「疑心暗鬼」は「疑心暗鬼を生ず(疑心生暗鬼)」の略とされる。「疑心」は「疑うこと」「疑いの心」を意味する語。「暗鬼」は文字通りには「暗闇の中に見いだされる鬼」のことであり、「妄想による不安や恐怖」の比喩。

疑心暗鬼の語の由来・語源

疑心暗鬼の語源は「疑心生暗鬼」であり、これは古代中国の書「列子」の注釈書の記述に由来する表現である。同書では、鉞(まさかり)を失くした男が隣人に疑いの目を向けると臨時の言動すべてが怪しく思えるようになり、けっきょく鉞は自分が置き忘れただけだと気付いとき隣人を疑わしくもなくなった、という逸話が語られている。

ちなみに、仏教において「疑心」は仏教の真理に対して疑いを抱くことを意味し、戒めるべき根本煩悩のひとつに数えられている。」

https://www.weblio.jp/content/%E7%96%91%E5%BF%83%E6%9A%97%E9%AC%BC

 

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今回は、テーゼを書いて、後は、チャットGPTやネットの記事で作りました。

 

チャットGPTなどを使って、本論を作成しましたので、短時間で作成できました。

でも、自分で考えながら文章を打っている場合と違って、心の中へ深く潜って、答えを探すような感じはありません。

人間の心には、防ぎようもなく雑念が入り込みます。そのことにより、時には、新たに優先したいテーマが見つかることがあります。

チャットGPTではそのようなことはありません。

 

また、チャットGPTの回答は不十分な場合や誤りがありますが、その不十分なことや誤りを知らなければ、チャットGPTの回答をそのまま全てだと信じ込んでしまいます。

不十分であることを指摘すると、誤ってくれますが、次回も同じような過ちをしないとは言えません。

特に病名の候補を聞いた時に、間違うと怖いですよね。

実際に、赤とんぼが症状を入力し病名の候補を上げてもらったら、一番可能性のある病名が載っていませんでした。

 

昼食に冷凍のスパゲッティをチンして食べることがよくあります。

簡単で自分が作るよりも美味しいです。

でも、自分の料理を作る腕は確実に落ちていきます。

料理の創意工夫もなくなります。日本全国でチンするだけのスパゲッティが作られます。

そうのうち、家庭料理はすべてチンするだけになり、次には栄養補給のドリンクだけになるかもしれません。

 

チャットGPTはチンする料理に似ています。

AIに頼りすぎると、心に深く潜って考える能力は確実に衰えると思います。

 

チャットGPTは、官僚が議員の国会答弁書を作るには丁度いいと思います。

その場で質問されても、ちゃちゃっとできますよ。

生成AIで質問書を作り、生成AIで回答する。

国会議員の数を半分にできるかも・・・。

 

私は、生成AIを皆が利用した場合、文化の進化のスピードがゆっくりとなるように思います。

例えば、画像を作ってもらうとき、ゴッホ風にという指示を出す場合があります。

皆が生成AIを使って画像を作っている限り、新たなゴッホが出現することは不可能です。

過去に存在したゴッホの個性的画風を利用して生成AIで作品を作れても、新たな個性的画風は作ることはできません。

そして、もしゴッホが現在の人であったとしても、生成AIのゴッホ風の作品が著作権を侵害していると訴えることはできません。

苦労して新たな作風を創造する人は激減すると思います。

 

生成AIを利用して作品をつくることは、正岡子規の「柿食へば 鐘が鳴るなり 法隆寺」という有名な俳句を、「栗食へば 鐘が鳴るなり 法隆寺」として、これを効率的な俳句の作成だと言うようなものです。

 

反対に、生成AIを利用すべきだという人は、生成AIで仕事をすれば、効率的に仕事ができるので、勤務時間が短縮されるから、労働者は空いた時間をクリエイティブなことに使うことができると言うかもしれません。

本当にそうでしょうか?

2人でしていた仕事を1人でするようになり、その結果1人の労働者の勤務時間は今と同じままなのではないでしょうか。

労働人口の減少に直面することになる日本において、生成AIの利用は不可欠かもしれませんが、労働者にバラ色の未来があると考えることはできません。

 

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