前回の「平服庶民と制服庶民(1)・・・制服庶民は罪悪感が薄い」で、制服庶民の仕事は分業化された形態であるために、仮に無抵抗の庶民を殺害しても、殺害に関係した者の罪悪感は薄いと書きました。

 

制服庶民が一番に優先するのは、組織に対する責任です。

組織に対する責任の前には、平服庶民に対する罪悪感はどうでもいいことになってしまいます。

 

森友問題で官僚による公文書の改ざんがありましたが、国民に正確な情報を提供するという責任よりも、官僚組織に対する責任が優先した例でした。

実際に改ざんを実行させられたのは末端の公務員でしたが、それを命じたのは上司でした。

実行した公務員は心を病み、自死しましたが、官僚は逮捕されませんでした。

 

顧客に損をさせても、ノルマを達成しようとした「かんぽ生命」の営業も組織に対する責任を優先した結果です。

 

「台湾を巡り米中が核兵器使用した場合、死者は260万人」被害シミュレーションを長崎大学が発表」https://news.yahoo.co.jp/articles/a018632405309c14350419b91031f12351c02c38

したそうですが、核兵器は必ず使われると思います。

 

 

 

 

https://honkawa2.sakura.ne.jp/5227.html

 

ロシアだって、中国だって先の大戦の犠牲者数をみれば、核戦争の犠牲者は260万人になるというシミュレーションぐらいで、核兵器を使わないなんて考えられません。

ロシア、中国に限らず、どの国もそうだと思います。

 

軍のトップ(首相)は、自分の体制(組織)を守るために、国民の100人に一人くらい死んでも仕方ないと覚悟していると思います。

人口が1億人なら、100万人です。

人口が10億人なら、1000万人です。

核兵器を使ったら260万人が犠牲になるとシミュレーションされても、ひるまないと思います。

 

核兵器のボタンは、何段階もの分業を経た後で、押されるので、その先の数千万の生命のことなどよりも、軍隊という組織に対する責任を遂行します。

なぜなら、それが制服庶民の「仕事」だから・・・。

 

終末時計は今130秒前です。

 

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@