夫婦二人でしたが、個室に通されました。
贅沢すぎる~
卓袱とは、唐人が客人をもてなした料理と言われていますが、その後、
長崎の人が中華や南蛮料理を受け入れ、多彩なものになったそうです。
そして、朱塗りの円卓(身分の隔てなく)が特徴です。
料理が揃ったら(これで全部ではありません)、女将があいさつに来てくれます。
一通りのご挨拶(天候から始まって、花月の歴史、楽しんで下さい。など)が
終わると、「おひれをどうぞ」と言われます。
これ、勉強済みでしたが、「おひれ」とはお吸い物のこと。
そして、この「おひれ」をいただく間は、おしゃべりはできません。
いただき終わったら、次の料理にお箸をつけられる。というしきたりだそうです。
「おひれ」の味付けは、出汁が効いていてうす味で美味しくいただけます。
高級料亭で味わう、最初の料理には最高です。
一皿一皿に「花月」の印章入り。
小菜(三品盛)
他にも、 小菜(黒豆)、 小菜(刺身)、 小菜(アラの湯引き)
などなど、円卓に所せましと並べられていきます。
いただく前に、女中さんが、いろいろ取り分けて下さいます。
ハトシ。
ハトシとは、パンの間に、エビのすり身など入れて揚げたもの。
花月では、パンの間にうなぎ、シイタケにはエビなど魚介のすり身を
入れて、揚げてありました。
とても暖かくておいしかったです。
大菜(山海の物)
帆立のすり身、山芋、湯葉巻など、味付けも上品で美味しいです。
中菜(豚の角煮)
もう、写真が物語っていますよね。
トロットロで美味しい~
最後は、ごはんと中華スープが出てくるのですが、
女中さんにお聞きしたところ、ごはんに中華スープをかけて
召し上がる方が多いと言われ、早速、その方法でいただきました。
そして、この食べ方の名前は「ジジまんま」というらしいです。
ジジ?と聞き返したら、ジジとは長崎で「ネコ」のこと。
つまり世間一般(本州)でいう、「ネコまんま」のこと。
へぇ~なトリビア
もちろん、美味しいです
小菜(果物)
一切、手を抜いておりません。
冷たくて美味しいです。
梅椀(しるこ)
暖かくて、甘くて、最後の〆には最高。
「花月」という歴史のある場所でいただく料理、実は期待していませんでした。
ところが!味付けは私好み(薄味・出汁仕上げ)、暖かいものは暖かく、
冷たいものは冷たく、お出ししてくれます。
当たり前じゃない?と思われるでしょうが、このタイミングは難しいと思います。
卓袱料理をいただきたい方、こちら「花月」はお勧めです
さて、昼間とは打って変わって、不夜城の名残ある「花月」
遊郭の姿をとどめているのは日本ではこの花月だけだそうです。
足元を照らしてくれる提灯も、なんだかエロティック ← 妄想しすぎ?
また寄れればいいな~。絶対寄りたいな~。
パパさん、また連れてきてね
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