第6弾となる満花今日の不定期コラムです!
本コラムシリーズでは、ガーデニングにおけるあれこれを、「今日」の作業の一コマではなく、もっと長い視点でとらえたことを綴ります。
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今回のテーマは…
クイーンオブスウェーデンの魅力です
ブログの中でもよく登場するクイーンオブスウェーデンですが、イングリッシュローズの一種で、ぜひバラ初心者の方に一番におすすめしたい品種です。
その理由をコラム形式にてお届けしたいと思いますので、興味のある方は読んでいただけると嬉しいです。
クイーンオブスウェーデンとは
イギリスのディビッドオースチン社(David Austin Roses)が生産するイングリッシュローズの1種で、薄い上品なピンクの色合いで、カップ咲きのバラです。
花後に切り戻すことで、非常に返り咲きます。(ただし、秋に咲くことは稀です。)
気になる名前の由来は、イギリスとスウェーデンの友好条約が結ばれて以来、350周年を記念してつけられたそうです。
そんなバラを日本で愛でられるなんて、まさにグローバル時代に感謝です
圧倒的に扱いやすい
樹形がコンパクト
こちらに同じイングリッシュローズのジェントルハーマイオニー(右)と並べてみました
枝がまっすぐに伸びるため、より狭い幅で収まります。
強風で枝同士が絡まり合うこともほとんどありません!
特に、マンション住まいのベランダなどでも楽しみやすい樹形です
上向きに咲く
上記の樹形にも関わることですが、姿勢よく、花が上向きになるように咲きます。
花自体に重みがないのでうつむくこともなく、姿勢がまっすぐになり、結果としてコンパクトな樹形になります。
愛猫ナナとともにちゃんと上向きに咲くか確認してみましょう
こんな感じで姿勢良く咲き誇ります
いつ見てもちゃんと上向きで咲いてます
また、このような姿勢の良さは切り花にもとっても向いています
生花初心者でも一輪挿しから簡単にできるので、室内でも楽しめます
トゲが少ない
バラのように美しいものにはトゲがあるのが常ですが、クイーンオブスウェーデンには驚くほどにトゲがありません!
こちら、葉っぱをとっただけのものです
全くトゲがないので、素手で鷲掴みができます
思わず痛っとなることがほとんどありません
圧倒的に強い
イングリッシュローズは、イギリス原産なので、蒸し暑い過酷な夏がある日本の環境にはなかなか相性がよくありません
私も、これまで数え切れないほどのイングリッシュローズとお別れしてきました…
そんな中で、何年も生き残り続けているのがクイーンオブスウェーデンです。
バラは大抵の場合、真夏にやられますが、大苗2つと挿し木で増やした4つもお別れしたものは一つとしてありません
私調べでは、生き残り率100%です
なので、ぜひバラ初心者の方にクイーンオブスウェーデンから始めてほしいんです!
そして、挿し木の成功率もかなり高いです。
今年2年目を迎えたクイーンオブスウェーデンの挿し木の一つがこちらです
もう挿し木とは思えない美しさではありませんか?
このように、一つお迎えすれば無限に増やし続けることが可能です
圧倒的に可愛い
残念ながら、クイーンオブスウェーデンはイングリッシュローズの最大の魅力である香りはほとんどありません
それでもここまでオススメするのは、上記のようなピカイチな育てやすさの他に圧倒的な可愛さがあるからです
蕾は、さくらんぼのように丸々してます
開き始めると、とても神秘的な姿になります
そして、開花の完璧な美しさは圧巻です
いかがでしたでしょうか?
ぜひ、バラ初心者の方にもおすすめしたいバラ、クイーンオブスウェーデンの魅力をお伝えしました
是非、バラはクイーンオブスウェーデンから始めてみてください〜