いつもブログにお付き合いいただき、ありがとうございますお願い

これまで、日々のガーデニングの出来事を中心に好き勝手に書いてきましたが、もっと読者目線で情報発信できないか!?と考えるようになりました。

 

具体的に言うと、

「今日」の作業の一コマではなく、「1年」を通した作業により、どう植物が変化していくのか

という少し長い視点での観察記事です。

 

そこで、不定期ではありますが、【保存版】としてコラム的にまとめた記事をアップしていけたらと思っています。

ぜひ、こちらも読んでいただけると嬉しいです気づき

 

 

...鉛筆...鉛筆...鉛筆

 

 

さて、満花今日の第1回目コラムのテーマは…バラの挿し木の全てです赤薔薇

 

バラは挿し木で増やせます!

ご自宅のお気に入りのバラ、1株しかないバラ

右矢印もっと増やせたら嬉しくないですか!?

記念日にいただいた切り花のバラ、苗で流通していないバラ

右矢印ずっとお家で楽しめたら最高じゃないですか!?

 

ただ、挿し木にするにはちょっとしたコツがありますハッ

バラの挿し木をする前に、ぜひこちらを読んでお役にたてれば嬉しいです気づき

なお、完全に個人の成功体験による記事ですので、定石から外れている箇所もあります。あらかじめご了承ください!

 

押さえておきたいポイントは、水切れは挿し木の大敵ですバツレッド

この点を意識しながら読み進めてください!

 

 

 

 

バラの挿し木を始める時期(12月~2月)

断然がおすすめ

- バラ株を挿し木にする場合は、強剪定によりたくさんの枝が入手できるため、より健康な枝を厳選できる!

- 枝そのものの水分や鉢内の土の水分が蒸発しにくいため、うっかり水切れ注意を防ぐことができる!

 

実際の挿し木作業(12月~2月)

 

上差しStep 1 枝を選ぶ

強剪定で出た大量の枝から、

- 鉛筆より2回りほど細く(鉛筆以上の太さだと枝が消費する水分が多くなり、水切れにつながります注意

- 古すぎず(木質化していない)

- 新しすぎず(出来立てほやほやの新芽の位置に近すぎない)

- 元気な新芽になりそうな突起が見える

枝を2~3節ごとに切りとりますハサミ

 

例えば、こんな感じです。

強剪定で出た枝の数々

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挿し木用に選んで整えられた枝

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黄色で印をつけているように必ず切るときは新芽の突起の少し上で切ります。

 

 

上差しStep 2 枝を挿す

その前にいくつか下準備があります!

- 切った挿し木の枝は乾かないように水につけておく

- 水苔を水でもどしておく

- ルートンを用意する

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さて、いよいよ挿しますよ!

- 枝の上下を間違えないように注意しながら

- 土に挿す方の枝の断面にルートンをつけ

- ルートンのついた断面を水苔で包み(これは枝の断面から水が蒸発するのを防ぐ効果があります。)

小さい鉢の中に入れた土に挿します

 

例えば、こんな感じです。

ルートンにつけて

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水苔を巻き、このまま土に挿します。

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※水苔せずに挿しても問題ありません!

水苔は水の管理に自信がない初心者向けの対策になります!

 

 

上差しStep 3 水をあげる

あとは、挿した枝が倒れないように水をゆっくりたっぷり注ぎます。

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管理の仕方【不安定期】(~3月)

- できれば、室内、もしくは、雨風が当たらない日の光が十分に当たるところで、

- 土が乾燥する前にこまめに水を与える

- 枯れた枝は速やかに抜き取り、元気な枝に根を張らせる

- 根が伸びているか確認するために絶対に枝を引っこ抜かないこと注意

 

 

植え替え(3月~)

元気な新芽がたくさん出ている枝は、鉢の中で根っこが十分に育っている証拠です。

このころには気候も穏やかになっているはずなので、勇気をもって植え替えをします。

 

例えば、こんな感じです。

底から根っこが見えるほど、元気です。

 

鉢から取り出すとこんなに立派な根っこがハッ

 

一回り大きな鉢に植え替えましょう!

 

 

管理の仕方【安定期】(3月~)

- 通常のバラと同様に鉢のまま外で管理する

- 土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与える(=ここからは水切れを心配する必要はありません)

- 固形肥料も控えめに与えておく

 

 

花の開花(6月以降~)

順調にいけば、挿し木した後の初夏に花を咲かせてくれたりします。

1年目なので、花のサイズはとても小さくなります。

 

例えば、こちらはクィーンオブスウェーデンの挿し木です。

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蕾の段階で、花を咲かせないように摘芯すると、その分栄養が枝に流れるので、挿し木の枝(=株)が充実し、さらに新芽が出てきたりします。

特に真夏に蕾をつけた場合は、摘芯した方が良いでしょう。

 

 

剪定(12月~2月)

- 上部を切り戻す程度に剪定をする

- 葉っぱは必ず全て取り除く(葉っぱをいつまでもつけておくと、光合成を続けてしまい、休眠しません)

バラには、花を咲かせる大きなエネルギーを蓄えるために休眠が必要です。

 

例えば、こんな感じで迎えた挿し木1年生を剪定すると、

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高さ半分くらいの位置で切り戻す感覚です。

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管理の仕方【安心期】(12月~)

- ここから先も、通常のバラと同じようにで管理する

- 根が回ってきていそうであれば、植え替えも可能

 

 

以上がバラの挿木の一年目の全てです!

ぜひぜひ、お家で挿し木、挑戦してみてください~口笛

 

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