拓殖大学と魂のマリアッチ(本当) | 東京狂人日記

拓殖大学と魂のマリアッチ(本当)

前回

の続き。

 

国立近代美術館のすぐ近くには国立公文書館がある。

 

ここには小規模だが無料の展示があるのでそれを鑑賞し、ついでに事業紹介ビデオ(約10分?)を見た。歩きっぱなし*だと疲れるからだw

平成☆これも公文書らしい

 

その後、昼食を摂った後に茗荷谷の才石歹直大学に行った。

ここのオープンカレッジ(所謂カルチャーセンター)には5年間くらい通ったので「勝手知ったる他人の家」だ。

イベント紹介のページ
 

今回出演するのはグラミー賞(メキシカン部門)受賞2回の大手グループ「マリアッチ・ロス・カンペロス」とUCLAの学生が代々続けているグループ「マリアッチ・デ・ウクラトラン」だそうだ。

狂人はラテン系の音楽が好きだが、聴いている音楽はサンタナ(ラテンロックバンド)や松岡直也グループ(ラテンフュージョンバンド)、そしてサルサやアフロキューバン等々「打楽器が活躍する系」の音楽ばかりで、マリアッチについては「派手な服を着てギター弾いてる観光客向けのアトラクション」みたいな印象しかなかった。

途中で寄り道して遅くなったたので二階席**

しかし、現実は想像の遥か上だった。一番目の出演は若手の「マリアッチ・デ・ウクラトラン」だったのだが、楽器演奏は勿論メインボーカルやコーラス等々がビシビシとキマっていてたまげたなあ。

イメージ画像

画像はイメージです

詳しいことはわからないが、曲の構成や歌の発声はポップスというよりクラシックに近い感じでナイスだった。新しいホールだったせいか?二階席でもクリアな音響で狂人も大満足w

 

ところが真打ちの「マリアッチ・ロス・カンペロス」の演奏は更にその上を行くレベルだった。メンバーは全員中高年男性だったのだが、例外なく体格がデブデカい。肩幅を強調する系のコスチュームのせいもあろうが、入場した瞬間観客が「え?」。「大きい」、「なにこれ」とざわざわする程に縦・横・奥行きが大きかった。

音圧マシマシなのは勿論のこと、ベテランらしい見事な演奏に圧倒された。

 

 

そして最後は短い全員演奏の「さくらさくら」からの花束贈呈で終了…と思いきや、リーダーの「まだ時間があるからもう一曲」というアナウンスで本気の全員アンコール演奏があって更に満足。

 

…そんなこんなで約2時間のコンサートがあっという間に終了した。素晴らしい機会を無料で与えて下さった拓殖大学と駐日メキシコ大使館の皆様には本当に感謝している。

 

合掌

 

*本格的なミュージアムを一通り鑑賞すると結構な距離を歩くことになる。途中で椅子に座りながら休み休み鑑賞するのだが、それでも休み足りないw

**昔教えていただいた先生方から一階前方の「関係者席」を薦められたが、禿しく畏れ多いので遠慮した。