中国政府の反応があったということは、中国政府が反応したということだと思います。
昨日の記事の続き。
「進次郎サーフィン@福島」の動画やニュースは中国にも確実に伝わったようだ。
それが証拠に、中国中央政府直系の環球網*はニュースが流れた翌朝さっそく
という記事を出している。
「呵呵,为展示排海所谓“安全性”日本政客又出新招:到福岛冲浪」
をテキトーに直訳すると
「ははは、海への排水の『安全性』を見せるために日本の政治家が新しい手を打ってきた。福島でサーフィンだってw」
となる。
「呵呵」は「呵々大笑」という熟語の通り「大声で笑う」という意味であり、平壌放送の「ウェーハッハッハ」**にたぶん近い。
記事では元環境大臣で小泉元首相の子息である小泉進次郎議員が福島県の海岸でサーフィン&ヒラメ刺身試食をしたことを報じた上で、
小泉进次郎的“新招”虽然为他在日本网络上圈到一些粉丝,但也有一些日本网民认为,核污染水排海的影响不会立即显现,小泉的这种作秀行为并不能证明排海的安全性。
ほぼ直訳↓
小泉進次郎の「新たな一手」は日本のネット上のファンの一部からは支持されているが、一部のネット民は「核汚染水の海への放出の影響はすぐ現れるわけではないから、小泉のパフォーマンスは海への排水の安全性を証明するものではない」とみている。
という見解を述べ、更にパフォーマンスを禿しくディスる日本語のコメントを三連発で紹介している。
環球網のスクショ↓
ここからは狂人の根拠薄弱な感想になるのだが、
これらの批判コメントはたぶん紅組工作員の仕込みだろう。
そして
「中国政府のメディアから反応があったということは、中国政府が反応したということだと思います。」※
狂人は改革開放前の新中国を少し見ただけの老害なので正確なことは言えないのだが、元首相の子供で大臣経験者の国会議員が地方を視察するとしたら、地方政府によりガチガチの警備&忖度&露払い&立入禁止&地元人民の直訴阻止…みたいな対策が大々的に講じられる。ちょっとでも不始末があったら自分の身が危ないからだ。それは日本に例えるとたぶん「ビックモーター副社長の来店検査でダメ出しされないように店員が街路樹を切り倒す」みたいな話w
要人の視察はそうやって無菌状態になった後で実施されるのが普通だ。当日は公安車両に先導された御一行の中から要人が現れ、絶対に事故に巻き込まれない距離から指示を出し、取り巻きの地方幹部が「素晴らしいご指摘ありがとうございマッスル!」みたいなリアクションをして、それが中央テレビや地方テレビで放送される。
小泉ジュニアの福島訪問がどのような警備体制で行われたかは不明だが、日本のいわば「太子党」の元大臣が安全かどうかわからない所にフラッと行ってみんなとサーフィンして刺身食べて帰って来たけど楽しかったよwみたいなニュースが流れるのは都合が悪い。仮にも日本社会が安全&平静であるということが中国人民に伝わったとしたら
(; `ハ´)「我が党は汚染水を放出する極悪日本政府を許さないアル」
(; `ハ´)「日本産海産物の禁輸は人民を守る大正義アル」
という建前が揺らぐからだ。***
話は長くなったが、今回の中国政府の反発は中国政府が反発しているということだと狂人は判断している。
異常
☆おことわり☆
・狂人は夜酒を飲みながらブログを書いているので、理論構成や事実認定に間違いがあるかもしれない。但し意図的な虚報は流したことはない。
註
※題名等は進次郎構文を使った作文であり、小泉進次郎議員のコメントではない。
*人民日報社が発行する「環球時報」のサイトで、海外のニュースとそれに対する中国政府の形勢判断・意見・プロパガンダなどが多く掲載されている。狂人の印象では割とタカ派な感じ。
**金氏朝鮮(北朝鮮)の国営ラジオ放送で、日本政府や日本国民をディスる時に使われる笑い声。(google検索)
***中国本土は大手不動産ディベロッパーの債務不履行問題等でいろいろズンドコしている。人民の怒りを収めるためには仮想敵が必要なんジャマイカ?