今や、スポーツシューズの巨人となったナイキ。
創業者フィル・ナイトは有名な大富豪に。
そんなナイキにも、起業して立ち上げた頃はたいへんな時期があったことに驚かされる。
中長距離ランナーであったフィル・ナイトはスポーツシューズの販売を思いつく。
そして目をつけたのが、日本のメーカー。
来日してスポーツ店を回り、タイガーシューズが有望と考え、神戸の本社(今のアシックス)を訪問する。
ビジネスマンのふりをしてプレゼンするが、会社名を聞かれてありもしない「ブルーリボン・シューズ」と苦し紛れに答えた。
ところが、幸運にもアメリカ13州での販売を任される。
起業して、売り上げは順調だったが、会社を大きくしたかったために、絶えず自転車操業で従業員の給料の支払いにも困る有り様。
銀行に見放されて、もう廃業しかないとあきらめかけたナイトがすがり、そしてナイキを救ったのが日商岩井のポートランド支店。
アメリカの銀行マンには見えなかったスポーツシューズ市場の将来性が日商岩井の若者(皇(すめらぎ)さん)には見えたという。
銀行が貸しはがしに来たとき、日商岩井の社員(伊藤さん)は自分のクビをかけてまでナイキを守ったそうだ。
・・・ その時、ナイトは「(伊藤に)キスしたかったが、頭を下げるだけにした。」
・・・ そして伊藤に言った。「私たちを守ってくれたことを後悔させません。」
そして、日商岩井との二人三脚でナイキは初期の苦境を乗り切りった。
ナイキが開発し、日商岩井を通して福岡や広島にある日本のメーカーがシューズを製造した。
こんな事実は今まで知らなかった。
日本の企業がナイキの発展にこんなに関わっていたなんて。
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