阪神競馬場で開催される重賞レース。同レースは春の短距離GⅠ高松宮記念のステップレースとして位置づけされている。ここに出走し、次走高松宮記念で好走した競走馬は多くいる。
高松宮記念2019年優勝馬ミスターメロディ、2014年優勝馬コパノリチャード、2013年優勝馬ロードカナロアなど好走した競走馬の多くは前走阪急杯であった。これは多くの能力ある短距離馬が同レースに集まる傾向にあると言えよう。
そして、今年も強力な競走馬の登録が多い、まずは国内で馬券外になったのは僅か3戦、GⅠ2勝馬インディチャンプ。
前走は絶望な位置から最速の上りを駆使し、3着に滑り込み地力は見せた。ただし、元々マイルを主戦にしていることから1400m戦では後ろからになる可能性を考慮しなければいけない。今回登録馬にレシステンシアやロードアクアがいることからスローペースになることは考えにくいが展開によって馬券外も考えられるだろう。
また、斤量が他馬より重いこともあるが、この競走馬においてはあまり出走期間を空けることはプラスではなく、馬体の仕上りが気になる所だ。次にレース展開の鍵を握る競走馬レシステンシア、阪神JFではレコードで勝利し、その後もGⅠ戦線で主役を張り続けた。前走は怪我明けで凡走したが、レース感さえ戻ればここも問題なく勝利出来るレベルにあるだろう。
過去10年間で逃げ馬の勝利数は3勝と心強い数字もある。最後にダノンファンタジー、前走阪神カップではインディチャンプを降し優勝と、1年ぶりの勝利となった。レシステンシアと同じく阪神JFを制した同馬は距離、馬場の問題でその後鳴かず飛ばずであった。
前走はようやく本来の力を発揮出来た一戦と言えるだろう。ここも馬場の状態さえ良ければ引き続き好走出来そうだ。全体的なレース傾向としては、紐荒れすることが多く、2桁人気も過去10年間で3頭絡んでいる。伏兵は意外な所から出る可能性もあるので、有力馬ばかり見ていると足をすくわれるだろう。
さて、阪神芝1400mについて、阪神芝は割とパワー系の競走馬が活躍するコースだがここも例外ではない。スタート後コーナーまでの直線は長いが、コーナーでは下り坂があり、スピードついたままスタンド前直線に入り、急坂をこなす。
先行馬にとってはキツイ展開になることあり、同レースでは逃げ馬が過去10年間で3勝していると記述したが、差し馬も決して戦績では負けていない。いずれにしろ、スピードだけでなくパワーも兼備している出走馬を狙うべきだ。
また、血統面では、ロードカナロア産駒の馬券内率が高く、ここでは数頭いるがメイショウチタンに注目したい。重賞未勝利ながら、阪神芝1400mは3勝と大得意のコースとなっている。持ちタイムもここで通用するレベルなので穴をあける可能性はある。
今年は春の頂きに繋がるレースを見れるかどうか、楽しみな一戦だ。
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