今週はG2札幌記念です。例年であれば、凱旋門賞や秋G1へ向けてのステップレースとなる本レースですが、今年は凱旋門賞へ遠征する馬はおらず、函館競馬場での調整もできないため手薄なメンバーとなりました。出走メンバーを考えると、ラッキーライラックにとっては負けられない一戦となりそうです。今週は上位人気馬と穴馬2頭を取り上げていきたいと思います。
ラッキーライラック 芝 74.8-59.0-46.7-33.7-11.7
芝コースで単走で追われました。栗東で乗り込んできたため、今週は馬なりでの調整でした。それでもラスト1ハロンは11.7とさすがの動きを見せています。輸送を考慮して栗東でも目一杯には仕上げてこれてないと思うので、G1出走時に比べるとデキは落ちると思いますが、最低でも8割程度のデキにはあるはずです。休み明けは走らない馬ですが、ここは勝ち負けを期待します。
ノームコア D 83.3-67.7-52.7-38.0-12.4
ダートコースで3頭併せで先着しました。時計自体は出ているのですが、良い頃に比べると走りが硬く感じられます。一週前に美浦でも一杯に追われましたが、反応はいまひとつでした。血統的に洋芝は適性は十分あると思うので、地力でどこまでやれるでしょうか。
アドマイヤジャスタ 芝 63.7-50.0-35.8-12.1
3頭併せで先着しました。馬にやる気は感じられますが、走り自体は重いです。前走で久々の勝利を挙げましたが、連勝街道という雰囲気には感じられませんでした。
ブラックホール 芝 66.1-51.2-35.7-12.4
3頭併せで併入しました。内にいたイェッツトが先着しましたが、手応えはこちらのほうが良かったです。子柄な馬であまり派手な動きは見せていないですが、道中の行きっぷりや直線の反応をみても、ここを目標に十分乗り込まれてきたことを感じます。このメンバー相手にどこまでやれるかは分かりませんが、デキは間違いなく良いです。
トーセンスーリヤ D 66.0-50.8-36.4-12.5
ダートコースで単走で追われました。直線仕掛けられるとぐんぐん加速していき、馬に活気が感じられます。個人的にはもう少しスピード感があっていいのかなと感じたのですが、ゴール後に鞍上が愛撫しているので納得の動きだったのだと思います。宝塚記念ではラッキーライラックと差のない競馬をしていたので、ここでも期待したいです。
以上が札幌記念の調教評価です。ラッキーライラックが抜けた人気となりそうですが、負かすことができるとしたらブラックホールとトーセンスーリヤの二頭かなと思います。特にブラックホールはこのレースに向ける意気込みが伝わる追い切りでした。各馬秋へ向けてどんなレースをしてくれるか楽しみです。
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