平塚・秦野市 ピアノ教室 鈴木千帆です。
こんにちは。
NHKの音楽番組などに数多くご出演、
柔らかクラシック、本格音楽の
どちらも本当に素晴らしかった
ピアニスト、斎藤雅広先生が
この8月8日に亡くなられました。




 

全国各地を飛び回って、トークを交えた

 

クラシック音楽に親しむ音楽会や

 

気迫あふれる本格的なコンサートを

 

なさっていた先生。

 

ご縁があって、コンサートでの譜めくりを

 

何度もさせて頂きました。

 

 

私の住む平塚のステーションビルでは

 

定期的にクラシックのコンサートを

 

開催していて、斎藤先生も

 

アンサンブルや独奏で

 

良くいらして下さっていました。


 

先生が演奏なさった、とあるステージでの

 

ことです。

 

譜めくりすと(譜めくりの係をこんな風に

 

言ったりします)として私は舞台に出ました。

 

演奏が始まり、第一曲目の最初のページを

 

めくって、腰を下ろした瞬間…

 

「キッ」

 

本当に血の気が引きました。なんと

 

譜めくり用の椅子がきしんだのです。

 

会場中にこの音は聞こえたはずです。

 

まずい!演奏会が台無しになってしまう…!

 

頭の中は真っ白。とにかく何とかせねば!

 

どうしたら音をさせずに済むだろうと、

 

ゆっくり座ってみたり、端の方に腰を下ろして

 

みたりと様々に試してみたのですが、結局

 

毎回「キッ」と音をさせてしまう羽目になり、

 

結局その曲が終わるまで何度も音をさせて

 

しまいました。

 

 

リハーサルの時には何ともなかったのに!

 

リハから本番までの間に私が何キロも

 

体重増加をしたというならともかく、

 

なぜこんなことに…。

 

先生は素晴らしく演奏を終えられ、

 

お辞儀をなさり…

 

ケラケラ笑いながらご挨拶をなさいました。

 

「いやー、演奏どころじゃないですよねー」

 

場内大爆笑!

 

「彼女が座る度に今度はどうかな、

 

鳴るかなって気になっちゃって」

 

その間に調律さんが素早く椅子を

 

取り換えて下さり、

 

「ちょっと座ってみて…うん、これで大丈夫!」

 

 

その日のコンサートがいつにもまして和やかな

 

楽しいものになったのはいうまでもありません。

 

 

いつも周りの人たちを巻き込んで笑顔の輪を

 

広げていらした先生。まだまだこれから

 

円熟味を増していらっしゃるはず

 

だったのに…本当に残念でなりません。

 

 

先生への追悼の気持ちを込めて、次回もう一つ

 

逸話をご紹介させて頂こうと思います。

 

先生、どうぞ安らかに!

 

 

この動画で斎藤先生がお弾きになっている

 

ラフマニノフもショパンもドビュッシーも、

 

とってもきれいですね!

 

 

すずきちほピアノ・音楽教室では

 

「この曲弾きたい!」のご希望を

 

サポートします。どこかで聞いた曲、

 

いつか弾いてみたい曲。楽譜のご提案から

 

もちろん演奏のご指導も。

 

独奏だけでなく連弾も楽しいですよ!

 

ただいま生徒さんを募集中です。
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夏ですが、こんな時こそ
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