こんばんは。
今日は広い範囲で雪ですね。
東京周辺では
交通機関が乱れているようですが
無事に帰宅できましたか?
このあたりは夕方から積もり、
今は1アヒルぐらい(4㎝)です。
さっき、車の雪を下ろしてきました。
明日の朝は冷え込むようなので
気をつけないとなりませんね。
さて、しばらくブログを書けなかったので
時を遡って報告。
14日、友だちにお願いして
富士山の地底探検ツアーに参加してきました。
数年前におもしろいよ!と
友だちに教えてもらったのですが
なかなか参加できず
今回、やっと実現できました。
洞窟女子会なのに
うちのみっちゃん(男)も参加させて
もらいました。
地底探検へ出発〜!
洞窟がある場所へ向かいます。
ガッツさんに続いて
樹海といわれる深い樹林帯を進んでいきます。
富士山が大噴火したとき、溶岩が押し寄せ
一面、溶岩に没しました。
今、見られる樹林は
その溶岩地帯に再生した原生林です。
噴火から1150年しか経っておらず
平均でわずか3㎝という薄い土壌の上に
木々が生えています。
樹林としてはまだ若いのだということを
ガッツさんから教わりました。
ここでもう一度身支度を整えます。
ちなみに、洞窟に入るときの
いでたちはこんな感じ。
手は防水手ぶくろ、足もとは耐油長ぐつです。
ヘルメットにはヘッドランプをつけています。
つなぎを着ると、狭いところで這ったり
逆さまになってもウェアがめくれないし、
凹凸に引っかかりづらくて
動きやすいんですよ〜。
このような感じで洞窟を探検することを
ケイビングと言うのですが
私は岡山県の洞窟に続いて2回目の体験です。
上から滴った水滴が凍って
きれいな円すい形になっています。
濁りがなく、透明度の高い氷です。
氷の滑り台でヒャッホー!
(小さな氷筍があって
失敗するとアウチッとなります)
なるべく氷を壊さないように進みます。
洞窟の最奥部に来ました。
富士山の地下に
こんな広い空間があるのが不思議です。
富士山の地下にある洞窟は
溶岩洞窟といいます。
溶岩が流れ、冷え固まるとき
内部に溜まっていたガスが圧力差で
吹き出したり、固まっていない溶岩が
流出してできる空洞なのだそう。
だから洞窟の内部もすべて溶岩です。
貞観の噴火に関する資料を見ると溶岩流が
現在の西湖、精進湖にまで届いたそうで、
その範囲の広さに驚きますが、
こうして地下に潜ってみると
ずいぶんと厚く
大地を覆ったこともわかります。
洞窟内は当然ながら外の光はまったく届かず
ライトを消すと真の暗闇で
まつ毛に触れるほど近くに持ってきた手も
見えないぐらいなんです。
想像するとゾッとします。
でもライトで照らすと
洞窟内にできた氷が本当にきれいでした。
今の時期はまだ氷ができ始めたところで
初夏にもっとも大きくなるそうです。
地底は、地上より数ヶ月
季節のズレがあることもおもしろいですね。
最奥深部まで行ったところで引き返し
一度外に出てお茶タイム。
友だちが持ってきてくれたお菓子を
いただいてホッとひと息。
地上は平和です。
体が温まったところで
もう一つの洞窟に入ることにしました。
上半身から穴にズリズリ。
その後の動きを連続写真でどうぞ。
写真は友だちが撮ってくれた私です。
不恰好な逆立ちで
穴に飲み込まれていく〜。
さらにズリズリ。
こんなに広い空間になっていた〜!
そしてこちらの洞窟でも
きれいな氷筍を見ました。
これほど無垢で美しいものはないだろうと
思うのですが
この洞窟の氷にも同じような
美しさを感じました。
無事に地上へ戻ってきました。
暗闇から出た瞬間に目に入る外の景色は
「こんなにきれいなのか」と思うほどに
輝いて見えます。
狭い→苦しい→広い→気持ちいい→きれい
と、想像を上回る経験を繰り返すうちに
ケイビングにハマってしまうのかも。
富士山の地底探検、
とっても楽しかったです。
私が体験したようなツアーは
ホールアース自然学校なとで行なっています。
ホールアース自然学校
また違う洞窟にも入ってみたいです。
富士山って地下もすごいのね!