【伊勢路旅7日目】相賀〜馬越峠〜尾鷲 その② | 小林千穂の「山でわくわく」

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山岳ライター小林千穂のブログです
登った山や、登山に関する情報などをお届けします

伊勢路歩き旅7日目(2017年10月26日)の続きです。

私が歩いているルートは
こちらのHPでご覧いただけます。

※地図に描かれた青色コースに沿って
歩いています。設定によって、コース中の見どころを表示させることもできますので、ぜひご利用ください。


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伊勢路は馬越峠を越えてそのまま
尾鷲へ向かうのですが
またまたここで寄り道。
天狗倉山へ登ります。

天狗倉(てんぐら)山は馬越峠から
南へ30分ぐらい行ったところにあります。
展望のよい山として人気。

私も伊勢路に来る前から知っていて、
登るのを楽しみにしていたんです。

いいお天気なので、
きっと大展望が楽しめます。


でも、馬越峠から天狗倉山へは
急登の連続。

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樹林の中をグイグイと登っていきます。

語り部の川口さんも
付き合ってくださいました。

キツイ登りなのに
ありがとうございます。

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急坂をゆっくり登っていくと
巨岩が見えてきます。

すごい迫力!


そして…

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ほぼ垂直なハシゴがかかる
大きな岩の直下に来ました。

このハシゴはトロッコのレールを
利用したものなんですって。

これを登れば天狗倉山山頂。


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あー! ここ、ここ。

写真で見たことのある
天狗倉山に来た〜!


そして一段下りたところにある
眺めのいい岩の上でひと休み。


そこからの展望は…

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尾鷲の街や


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尾鷲湾がきれいでした。


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昨日買った新甘堂さんの和菓子は
ここで海を見ながら食べたんですよ。


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天狗倉山も修験の山だったそうです。

山頂の傍には修験道の祖である
役行者が祀られた祠もありました。

山頂でひととき休んだら
馬越峠まで帰ります。


本当は天狗倉山先のおちょぼ岩や
馬越峠の北側にある便石(びんし)山にも
行きたかったんだけど、そうすると
いつになっても尾鷲に着かないので
またの機会にしたいと思います。


峠からの下りは
海山側より歩く人が少ないのか
石畳が落ち葉に隠れているところもありました。

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途中であずまやを見てもうひと下りすると
尾鷲側の登り口です。


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世界遺産モニュメントの先を左に行くと
滝があると
川口さんが案内してくださいました。


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立派な滝です。

馬越不動滝といって、滝の下には
大峰で50回以上も修行を行ったという行者と、
役行者、2つの祠が祀られています。

手前には不動明王の祠があるのですが
これは、役行者が開いたという
伝説があるそうです。

ここも修験の行場だったのでしょう。


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馬越峠を無事に越えました。

前半のハイライトであった馬越峠、
とっても楽しかったです。



川口さんとYさんが馬越峠を下りたあと、
なんと銚子川の上流へ
連れていってくださいました。

尾鷲から車で海山へ戻り、
銚子川の上流まで乗せてくださったのです。


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銚子川ブルーを再び見ることができた〜!

光線の具合で、
写真はうまく撮れなかったのですが
下流域よりさらに
水が澄んでいたように思います。

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伊勢路旅はじめの頃に続いた
雨の影響で普段より少し水が多いそう。

いつもはもっと輝いて見えるとのことでした。

夏も来てみたいですね〜。


少し川沿いを歩いていると
驚いて、声を上げてしまったものが。

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えーっ、秋なのに雪渓⁈


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どう見ても夏のアルプスで目にするような
スプーンカットの雪渓なのですが…

これは真っ白な岩なのです。

色といい、削れ具合といい、
汚れのつき方といい…
雪渓そっくりだったので
近くへ寄って、岩を触ってみたかったのですが
さすがに冷たい川を
徒渉(歩いて越えること)するのは無理なので
暖かい季節に来たときの宿題にします。



川口さんとはここでお別れ。
楽しい一日をありがとうございました。