BAILA BAILAも始まって10年目の後半。Vol.20がリリースされてはや1ヶ月が経ちました。ロケ地はポルトガルの南海岸のアルブフェイラ。日本からは心斎橋DスタジオのYOSHIさんが初参加です。
Vol.19があまりにまとまりがよく、馴染みやすい曲ばかりだったので、Vol.20は最初のうちは曲も振付もなんとなくがっかりしました。当初は私と同様の印象の人が多かったみたいです。
ちなみに、YOSHIさんはこのDVDよりも、8月の大阪バイラーズコンテストのチーム部門で踊られたArrepientete(Vol.10)などのほうが、カッコよさが際立ってたと思います。
まぁとにかく新しいパターン習得に励もう…と1曲ずつ振付を覚えていくその中で、いつものように徐々に音楽にも愛着が湧いてくるわけですが、なんと最初の2週間ぐらいで大好きだったVol.19以上にVol.20の音楽に惹きこまれている自分に驚きました。
以下、曲名とさらなる独断と偏見の主観コメントです(笑)。
まず歌詞はこちら
01. Someone else's guy
02. En Soledad
03. Sky blue serenity
04. Fair Lady
05. Mascarada
06. Flashback
07. Domino
08. October Rain
09. Crazy
10. Ya no vuelvas
11. Confesion
01. Someone else's guy(サムワン・エルスィズ・ガイ彼は他の人のもの)
いつものようにラテンステップをしっかり確認するウォーミングアップ。曲タイトルは「Someoe's else guy」と書かれていて伊藤由里子さんのPaso解説でもそれに倣っていますが、歌詞本文とヴォーカルは正しくSomone else's guyとなっています。恋人が誰か他の人のものになってしまったという歌ですね。
02. En Soledad(エン・ソリダ、Lonely、淋しい)
英訳するとLonely。コードはマイナーだけど軽快な曲です。振付の覚え始めは一番複雑で、特にサビの部分にやり慣れていない動きが連続しますが、ゆっくり繰り返し練習すれば、手足がばらつくことなくできるようになってきます。
03. Sky blue serenity(スカイブルー・セレニティ、空色の安らぎ)
ニューミュージック系の明るい曲。ヴォーカルの英語が外国語訛りがかなり激しいのがザンネンなのですが、声もメロディもきれいで、サビの動きがカッコイイ。
04. Fair Lady(フェア・レィディ)
憧れの女性を失う男性の心情を歌った詩。この曲は隠れ「走る系」というか、本来の走る系・筋トレ系であるはずのCrazyなどより一番しんどい振付になっています(笑)。意外と単純な動きの連続ですが、いかに最後までバランスを崩さず踊れるか…。
05. Mascarada(マスカラーダ、仮面)
全局通してみて、最初にこのマスカラーダが気に入った人も多いんじゃないかと思いますが、通常レゲトン系に入るようなメロディとリズムで完成度の高い振付で、楽しい曲です。見ていてもすごくカッコイイ。最初のマンボは上半身が倒れすぎないように注意。
06. Flashback(フラッシュバック)
歌詞を知らなくても失恋して回想しているとわかるような美しく哀しいメロディの静かな曲で、振付も最後まで静かな動きがつながっています。一見簡単ですが、基本的な動作が正確にできるかが試される感じです。
07. Domino(ドミノ)
Vol.20のメイン曲。なんとこれ、失恋の歌かと思ってたら、激しく恋に落ちていく不安を歌ってる曲でした。軽快なのでだんだん気に入ってくる曲かもしれませんが、メイン曲としてはVol.14のスウィート・ラビリンス並みに埋もれてしまいそうな気が…。(個人的には曲も振付も一番つまらないです。)最後のシェイクと上半身の動きがエグザイル風。
(余談ですが、この曲の英語の間違いは歌詞ではなくヴォーカルの歌に出てくるのがちょっと気になります。A siingle breath is enoughのところ、A single breatheって言ってる… サビだから繰り返しで気になるw)
08. October Rain(オクトーバー・レイン、10月の雨)
ジェフリー・ダニエル作詞・ヴォーカル、山口大輔作曲のVol.20のスター曲。そうと知らずに聴いても最初からダントツ惹きこまれます。Vol.19のときには完成していたそうですが、10月リリースのVol.20に組み込まれました。
振付も美しい。視ていると簡単そうな動きが多いのですが、最初から最後までこれまでやったことのない動きが連続していて、バランスが取りづらく、いつになったら上手く踊れるんだろう…と不安になったほど。それでもレッスンで習ったことを繰り返し練習していると、徐々に曲に溶け込んで自然に動けるようになってきます。
Bailaのラテン系の曲の歌詞は、日本の演歌みたいに単純な惚れたハレたっぽいのが多いのですが、ジェフリー・ダニエルの作詞はさすがにもうちょっと奥が深い、心のひだを書き留めたような、大人の感性に耐えうる言葉が並びます。
09. Crazy(クレージー)
正統派走る系・筋トレ系だと思うんですが、Fair Ladyに比べるとそれほど激しくなく思ったほど疲れません。振付のまとまり具合もいいし、ノリもよくて、これまでのこの系統の曲では個人的には一番気に入りました。
10. Ya no vuelvas(ヤ・ノ・ヴエルヴァス、Don't come back)
もう帰ってこないで…というタイトルのこの曲、出だしは「もう一度わたしの元へ帰ってきて」で始まります。帰ってきてと願うことに疲れ果てて、もう「あなた」を卒業した、と思いたい失恋の曲。初めて出会ったとは思えない懐かしく美しい曲です。
Flashback同様、静かな動きが連続しますが、見かけより難易度は高いです。一筆書きのように途切れず繋いでいきます。左足からステップ開始なのに胸や腕を右から回すロール、そしてその逆。バラせばこれまで何度もやってきたことなのにいつの間にか逆をやってたり…。
11. Confesion(コンフェッション、告白)
クールダウンでインスツルメンタル曲なので歌詞はありませんが、涙が出るほど美しい曲です。クールダウンはそういうのが多いですが、これはまた格別。何度でも繰り返し聴いていたい曲です。最初のクカラチャ(Rumba)、そして最後の白鳥のような動きもきれいです。
メジャー好きとしてはマイナーが多いだけでも通常はちょっとがっかりで、これは今回作曲担当が多いコバヤシヒロシさんと相性が悪いせいだろうかとまで思ってたのですが、この人のセンスはじわじわと体で理解するような深さを持っているのかもしれません。
今回私は、Dスタジオ心斎橋10月30日の新作祭りで伊藤由里子さんの2時間レッスンに参加することができ、楽しいスタートとなりました。前日にサラッとDVDで練習したのですが、何度やってもうまくいかない動きというのは、プロでも最初は同じらしく、由里子先生はいつものイタズラっ子っぽい笑顔とノリでコツを教えて下さいました。たくさん踊ってきた人たちは、こういうのもすぐできるのかなと思っていたのでちょっとホッとします。
さて、今回もシューズ。FREDDYのダルメシアンも相変わらず人気ですが、スタジオでかぶりたくない人、ローカットのほうが好きな人はベーシックなのを。
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ライカは小さいので、ワンサイズ大きめをおすすめします。
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