前記事(「電力会社に頼らない生活はできる!」オフグリッドの時代へ!(4/19田中優さんの講演を聴いて))を投稿してから、この内容をカバーする田中優さんの講演の最新の動画が出てこないか探していたのですが、Facebookでちょうどいい動画がシェアされていました。
聞いた内容を走り書きしたまとめよりずっと説得力があるので、時間をつくってぜひ、視聴してみてください。1時間半ありますが、終わる頃には短いと感じるはずです。
優さんの話をある程度聴いたことがある方は、他の作業をしながら音声だけでも聴き応えがあると思います。
この昨年12月7日の長野県上田市の講演の内容は、かなりの時間がエネルギーの問題に割かれているので、当ブログの前記事と重複しますが、全体としてはどちらかというと、優さんの名著
の内容をざっと網羅しています。
人間の生活に関わってくる農林水産業、食、エネルギー、住、金融など、膨大な情報と、活動家ならではの実践例の数々。
優さんの話でいつも関心するのは、これぐらい「経済」の本質を理解している人は、経済の専門家でも少ないだろうということです。NPOバンクを創設してしまったのも、天然住宅の会社を作ってしまったのも、それが成果をあげて評価され続けているのも、地球の上での人間の営みとしての経済を本当に理解しているからこそと思います。(ということで、この記事のテーマ分類は、エネルギーや原発ではなく、「時事・経済・社会」にしました。)
311以来、「経済のために命を犠牲にするな」という批判など、ケイザイの意味が金儲けのような意味に取り違えられていることが多いのですが、経済学というのは、マネーの流れを超えた資源の価値の生産や分配に関わる学問あり、経済というのは人間の営みがある限り、お金が不要な場所でも回っているものです。
それをはっきり見せてくれるのが、優さんが実践している生活そのもの。時代を先取りして一歩も二歩も前に出て、今と将来をもっと豊かに生きるためにはどんな選択肢があるのかを見せてくれます。
何度も優さんの講演に出かけている人は一様に、優さんの話を聞くと、たとえ放射能の話でもわくわくして将来に希望が持てるといいます。
今回のさわりでは、「上意下達の社会から、下克上の社会へ」と題して、金融や石油などの例を上げ、カネとエネルギーの支配が「上から下へ」の独占寡占によるピラミッド構造であることを指摘します。そういう構造がない時代も存在するわけです。
いまの社会はこのせめぎあい。
上から下へ全部潰してしまうのか、下から上へのぼって地域がどれだけ活性化していくのか、このせめぎあいが起こっているのが現在だと優さんは考えます。
原発推進派やモンサント、石油メジャー、医療利権など、多国籍企業や財閥系の搾取が国境を超えて拡大する流れを憂う話は拡散され続けますが、市民側にはそれに巻き込まれないためのどんな生き方があるのか、それをいつも披露してくれる人は多くありません。
私たち現役世代の大半は、収めただけの年金が返ってくることはないので、老後に備えるためにはいかにお金を貯めたり増やしたり守ったりするかがずっと課題でした。
できるだけお金を必要としない生き方を目指し、それこそが将来のリスクを低くすることだとは、田中優さんに出会わなければ考えられなかったような気がします。
気がついてみれば、信頼関係が築ける友だちのほとんどが、自然食、自然素材を大切にする人、有機農法や自然農法をすでに実践しているか、近い将来手がける夢を持つ人。現在の立場は、勤め人、主婦、教師、中小企業や商店の経営者、学生、失業者など雑多でバラバラだけど、向いている方向が同じ。
軍産複合体が似非内閣の偽首相を操る厄介な世の中になってきましたが、優さんのいうように、斜めの方向へ向かう選択肢もあるわけです。
ところで、原発はなくても電気は足りるという論証はすでに豊富にデータ付きで出ていますが、優さんの説明が最もわかりやすく、的を得ていると思うので、そこだけ知りたい方にもこの動画はオススメです(すでにご存知の方はそこはすっ飛ばしてください)。
聞いた内容を走り書きしたまとめよりずっと説得力があるので、時間をつくってぜひ、視聴してみてください。1時間半ありますが、終わる頃には短いと感じるはずです。
優さんの話をある程度聴いたことがある方は、他の作業をしながら音声だけでも聴き応えがあると思います。
この昨年12月7日の長野県上田市の講演の内容は、かなりの時間がエネルギーの問題に割かれているので、当ブログの前記事と重複しますが、全体としてはどちらかというと、優さんの名著
の内容をざっと網羅しています。
人間の生活に関わってくる農林水産業、食、エネルギー、住、金融など、膨大な情報と、活動家ならではの実践例の数々。
優さんの話でいつも関心するのは、これぐらい「経済」の本質を理解している人は、経済の専門家でも少ないだろうということです。NPOバンクを創設してしまったのも、天然住宅の会社を作ってしまったのも、それが成果をあげて評価され続けているのも、地球の上での人間の営みとしての経済を本当に理解しているからこそと思います。(ということで、この記事のテーマ分類は、エネルギーや原発ではなく、「時事・経済・社会」にしました。)
311以来、「経済のために命を犠牲にするな」という批判など、ケイザイの意味が金儲けのような意味に取り違えられていることが多いのですが、経済学というのは、マネーの流れを超えた資源の価値の生産や分配に関わる学問あり、経済というのは人間の営みがある限り、お金が不要な場所でも回っているものです。
それをはっきり見せてくれるのが、優さんが実践している生活そのもの。時代を先取りして一歩も二歩も前に出て、今と将来をもっと豊かに生きるためにはどんな選択肢があるのかを見せてくれます。
何度も優さんの講演に出かけている人は一様に、優さんの話を聞くと、たとえ放射能の話でもわくわくして将来に希望が持てるといいます。
今回のさわりでは、「上意下達の社会から、下克上の社会へ」と題して、金融や石油などの例を上げ、カネとエネルギーの支配が「上から下へ」の独占寡占によるピラミッド構造であることを指摘します。そういう構造がない時代も存在するわけです。
いまの社会はこのせめぎあい。
上から下へ全部潰してしまうのか、下から上へのぼって地域がどれだけ活性化していくのか、このせめぎあいが起こっているのが現在だと優さんは考えます。
原発推進派やモンサント、石油メジャー、医療利権など、多国籍企業や財閥系の搾取が国境を超えて拡大する流れを憂う話は拡散され続けますが、市民側にはそれに巻き込まれないためのどんな生き方があるのか、それをいつも披露してくれる人は多くありません。
私たち現役世代の大半は、収めただけの年金が返ってくることはないので、老後に備えるためにはいかにお金を貯めたり増やしたり守ったりするかがずっと課題でした。
できるだけお金を必要としない生き方を目指し、それこそが将来のリスクを低くすることだとは、田中優さんに出会わなければ考えられなかったような気がします。
気がついてみれば、信頼関係が築ける友だちのほとんどが、自然食、自然素材を大切にする人、有機農法や自然農法をすでに実践しているか、近い将来手がける夢を持つ人。現在の立場は、勤め人、主婦、教師、中小企業や商店の経営者、学生、失業者など雑多でバラバラだけど、向いている方向が同じ。
軍産複合体が似非内閣の偽首相を操る厄介な世の中になってきましたが、優さんのいうように、斜めの方向へ向かう選択肢もあるわけです。
ところで、原発はなくても電気は足りるという論証はすでに豊富にデータ付きで出ていますが、優さんの説明が最もわかりやすく、的を得ていると思うので、そこだけ知りたい方にもこの動画はオススメです(すでにご存知の方はそこはすっ飛ばしてください)。