22日、テレビしか見ない人は、日本中スカイツリーの話題で盛り上がってると恐らく思い込んでいたであろう日、SNSでこの国の行方を憂える者は、もちろん北九州市情報に張り付いていました、ね?

いかにテレビ局、特に冷静中立を装うNHKが過小報道したかはこちらに詰め込んでおきましたが
北九州市が宮城県の汚染瓦礫試験焼却を強行vs過小報道するNHK

…その一幕として、空のトラックを走らせて、体を張ってがれきの運搬を阻止しようとする住民を欺いた手法が新聞記事になってFacebookでシェアされてました。

TwitPicにそのまま入れようかと思ったのですが、拡大しても文字がイマイチ小さいので、下に文字起こしつけることにしました。

もうこれくらいで驚きませんよね。欧米でもデモはもっと昔から盛んにやってますが、あちらではもっとキレイと思ったら大間違い。制服組は偉そうなの多いです。米国空港のパスポートコントロールは、世界的にも評判が悪い(例外はありますが)。皆、選挙で選らんだ筈の奴らが有権者を餌にしようとするときは、反対者には牙をむく(為政者から見ると、自己の権利を主張する住民が牙をむく)という構図がデフォ。

「話合いが成り立たない」なんて、まぁ、それは成り立てば理想ですが、デモや抗議集会を繰り返す一方で、1年以上たっても政府・行政のでたらめ度が悪化の一途だと、こちらも腹を据えなくちゃいけません。国会でマトモな議員が全力尽くしてくれても、霞が関の役人が勝手に地方行政に行政指導と称して紙一枚発行して立法府を出しぬける慣行(蛮行)がこの国にはあります。←これをどうストップさせるかで我らの民主主義の行方が決まります。

今のところある程度期待していいのは、はっきり脱原発宣言している政治家、とくに基礎自治体の首長たちだけ。所属する自治体の首長さん、名簿に入ってますか?再稼働や瓦礫焼却を推進するほど内部被曝に無知だったら、ここへの参加を呼びかけましょう。福島県の元知事、佐藤栄佐久氏の存在でわかる通り、住民を守るために命を懸けられる人でないとたぶんムリでしょう。

では、記事と文字起こし:

北九州市おとりトラックで瓦礫運搬 新聞記事

震災がれきの試験焼却に反対し、警察官後方の市食品に
抗議の声を上げる市民ら =23日午前、北九州市小倉北区


”おとり”使い焼却場へ

北九州がれき処理 市民ら泊まり込み抗議


宮城県石巻市の震災がれきが運ばれた北九州市の集積地前では23日、おとりのトラックが試験焼却に反対する市民らを引きつけた隙に、がれきを運んだトラックが別の出入り口から焼却場へ出発、市民らは納得のいかない表情を見せた。【1面参照】

22日から約20人が泊まり込みで抗議を続ける集積地の搬出口。ご縁9時前、トラックが現れると、市民らは進路に横一列に並んだ。
「何が入っているのですか」という問いかけに、市職員は「通常業務です」と繰り返すばかり。

進路をあけない職員が警告を発し、警察官約25人がバリケードと柵を設けた。その隙に、がれきを積んだトラック3台が近くの別の出入り口から出発、道路を挟んで反対側の焼却場の敷地に入った。

兄(20)と泊まり込みで抗議に参加した同市小倉北区の男子高校生(16)は「やり方が汚い」とぼうぜんとした様子。熊本氏の作家、坂口恭平さん(34)は「会話を成立させたいが、これではできない」と話した。

多機能端末「iPad(アイパッド)」で抗議の様子をライブ中継し、抗議活動への参加をネットで呼びかける女性の姿もみられた。

焼却場へ続く道路にも柵が設けられ、警察官が関係者以外の進入を禁じた。柵の外にも70人前後の市民らが集まり、「ゲートをあけろ」「がれきを燃やすな」と声を荒らげた。
[文字起こしここまで]

最近発行された、すごく評価の高い本↓。

政府は必ず嘘をつく アメリカの「失われた10年」が私たちに警告すること