まだまだ暑い日が続いています。
涼しい気持ちにさせてくれる、青いお花はとても人気です。
秋のお花としても有名ですが、花屋に7月には入荷しています。

9月が最盛期のお花
竜胆(リンドウ)
原産地 日本、中国、朝鮮半島、シベリア

学名の《Gentiana(ゲンティアナ)》は薬効を発見した古代ギリシア・ローマ時代の最後の王ゲンティウスにちなむと言われています。

リンドウの根が、漢方薬として有名な《熊胆》と同じくらい苦く、コレに匹敵するのは竜の胆くらいではないのか?というところから【竜胆】という名前がついたと言われています。
リンドウの根を齧った事はないけど、口が曲がるくらい苦いのだろうなぁ。
名前の由来は、いつも的を得ていて名前を最初につけた人って天才だなぁと毎回感心します。

余談ですが、スイスの国花です。 

落ち着いた色合いに万人の方に人気のあるお花です。
昔、日本人に好きな色は?とアンケートをしたら青と答えた方が1番多かったそうです。
日本人の1番好きな色は青。
サッカー日本代表もサムライブルーですね。
ちなみに私が1番好きな色はパープルです。
(どうでも良い情報失礼致しました…)

パキっとした茎に笹の葉に似た葉っぱ。
筒状で先端が尖った5裂の花びらのお花が花開きます。
品種名も、日本ならではと思えるような情緒溢れるものから、思わずクスッと笑ってしまうものまで豊富にあります。
基本的に青紫色のお花が多いですが、白、ピンク、グラデーションと多彩です。
力強さを感じるしっかりしたもの、儚げに風に揺れるものと日本人の心に響く美しさ。
まさに日本の美。

夏のお花の向日葵と並べるとこれがまた合う!
お互いを引き立て合うのです。

秋が近づいてきて、秋のお花(女郎花、吾亦紅、菊、スプレーマム、ホトトギス…などなど)が店頭に並んだら、こういった和花と合わせると、落ち着いた気持ち穏やかになれるアレンジになります。
竜胆を入れたパープルブーケです。
カラー(ピカソ)やリシアンサス、薔薇などの洋花と合わせてみました。

趣きある竜胆、ぜひ飾ってみてくださいね。