単純なことを愚直に行う大切さ・音読のすすめ | 海外在住/留学なしで通訳デビュー アラフィフ母の英語学習ブログ

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海外に住んだことがなくても、留学したことがなくても、英語を自由に話すのは夢じゃない。国内独学で勉強を続けて40代で通訳デビュー。
英語を心から好きになって、勉強するのが楽しくなる、そんなきっかけになれたらうれしいです。

こんにちは、千穂です。

海外在住/留学経験なしの
通訳者として、
英語力・通訳スキルアップのため、
通訳学校にも通いながら、
日々、訓練・勉強をしています。

その中で
自分に効果のあった方法や
気づいたこと

具体的には

・独学でTOEIC910点を獲得した勉強法
・大好きなこととリンクさせる学習法
・通訳訓練の英語学習への応用
・英検1級受験準備
・英語の発音矯正
・バイリンガル子育て

などなどについて
書いていきたいと思っています。

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●今日のお題

【通訳訓練の英語学習への応用】
【音読のすすめ】

「音読しましょう」と言われたとき、
皆さんは、
そのテキストを何回くらい
音読されますか?

私は、昔は「1回」でした。

1回音読したら
内容はなんとなくわかるし、
もういいや、と、
満足していたのです。

ところが、
去年、通訳学校の進級テストで
再履修が決まったとき。

悔し涙を流しながら、
これまでの自分のやり方では
全然足りない、
どうしても英語力を上げたい!
と、いろいろな本に
助けを求めました。

そのとき出会った本の一冊が、
この、國弘正雄先生の
「英語の話しかた」です。
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國弘先生は
「同時通訳の神様」と言われる方で
ベストセラー
「英会話・ぜったい・音読」
を耳にされたことのある方も
いらっしゃるかもしれません。

この本で先生が提唱されている
「只管朗読」(しかんろうどく)。
曹洞宗の開祖、道元禅師の
「只管打坐」(しかんたざ)
から思いつかれた言葉ということです。

道元禅師は、
「ひたすら座りなさい」という意味で
この言葉を使われました。

國弘先生は
「ひたすら音読しなさい」
と、この本で説かれています。

その回数、なんと
「最低でも同じテキストを100回以上」

先生ご自身は
中学時代、リーダーの教科書を
各課につき平均500回、
ものによっては1000回も
読まれたそうです。

さっそくやってみたくなった私は、
回数を数えるために
カウンターを手に入れて、
英語ニュースの音読を始めました。
最低でも30回、多くて100回。
飽きちゃうので、
10回ずつくらいに分けていました。
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一ヶ月続けてみた結果、
通訳するときのリテンション
(内容の記憶)と
訳するときに構文を決める作業が、
以前よりも、少しずつ
楽になってきました!

音読には、他にも

・脳の前頭前野の活性化
・幸せホルモン・セロトニンの分泌
・論理的思考力の向上
・予測能力の向上
・記憶力の向上

などのポジティブな効果が
うたわれています。

また、音読には
「難しくてできない。。。」
というネガティブな要素がないので
とりかかるときのハードルが低く、
少しスキマ時間があれば
10回程度の音読はすぐにできるので
続けやすいという利点も。

「単純なことを愚直に行う大切さ」
國弘先生が、
この本で説かれていることです。

「理解した」から
「口をついて出る」に至るまでには、
単調な訓練を繰り返すことが
いかに大切かを
この「只管朗読」の実践を通じて
実感しました。

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今日もお読みくださり、
ありがとうございます。

またおつきあいいただければ幸いです。