エリック・カールの最新刊 | Precious days

Precious days

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FMノースウェーブで、
日曜日にDJをしている「Precious!」。
「Precious! Note」という絵本のコーナーでは、
毎週、札幌市手稲区にある絵本専門店
「ちいさなえほんや ひだまり」の店主、
青田さんがオススメ絵本を紹介してくれます。
青田さんからの紹介コメントのあとに、
私が実際に娘に読み聞かせてみての
感想をお伝えしている人気のコーナー。
番組が始まってから約4年の間に
200冊近い絵本を紹介してきましたが、
そのなかから100冊ほどを厳選して展示販売する
「Precious! 絵本セレクション」という企画が
現在ひだまりで開催されています。
2/29まで。ぜひ行ってみてください。

〈ちいさなえほんや ひだまり〉
札幌市手稲区新発寒3条4丁目3-20
011-695-2120

ところで、今週の「Precious! Note」では、
こちらの絵本をご紹介しました。



『はらぺこあおむし』でおなじみ、
世界中で愛されている絵本作家
エリック・カールの最新刊です。
色鮮やかでダイナミックな絵は
私たち大人の心をもワクワクさせてくれますが、
その画風が誕生した背景には
知られざるストーリーがあったことが
この絵本の最後のページに書かれています。
文章を読みながら、私は心が震えました。

ここ数日、スキーバスの転落事故や、
小さな子どもが虐待により亡くなる事件など、
胸が痛くなるニュースが報じられています
「大人は、子どもを守れているのだろうか?」
「大人が果たすべき役割は何なのだろうか?」
その問いに答えを見つけられずにいましたが、
この絵本の最後のページにあった文章
「この絵本のはじまり」というところを読んで、
やはり、良心のある大人の存在で
子どもの未来は変わっていくのだと感じました。
絵本は本当に深い。
いろいろなことを教えてくれます。
興味があれば、手にとってみてください。

エリック・カール作
『えを かく かく かく』偕成社