香港在住ピアニストdeピアノ講師の荒井千裕です。
・ドキッとするタイトルだけど、
医者に殺されない47の心得とは?(ドキドキ)
医者に殺されない47の心得
医療と薬を遠ざけて、元気に、長生きする方法
近藤誠著(慶応義塾大学医学部放射線科講師)
・目次
・第1章:どんなときに病院に行くべきか
・第2章:患者よ、病気と闘うな
・第3章:検診・治療の真っ赤なウソ
・第4章:100歳まで元気に生きる「食」の心得
・第5章:100歳まで元気に生きる「暮らし」の心得
・第6章:死が怖くなる老い方
「とりあえず病院へ」は、医者にとっておいしい客である。
日本人はコンビニ感覚で病院へ行く。
日本人はコンビニ感覚で病院へ行く。
確かにそうだと思う。
なぜなら、医療費が安いからだと思う。
もちろん、手術するようなことになれば医療費は高くなるでしょう。
でも、1割負担から3割負担になって、医療費が大変だ大変だ、と言うが、海外はもっと大変だ。
そもそも医療保険システムが日本とは違うところが多いだろう。
保険証があるから、とりあえず診てもらおう、というのは、わかる。
私など、そもそも病院嫌いなので日本にいても滅多に行かないが、海外にいて医療保険に入っていないと、更におっくうになる。
・老化現象と病気を区別する
それは老化現象ですよ、と言える医者は信用できる。
確かにそれもわかる気がする。
私は運動嫌いだし、ピアノ弾きで一日中家にこもってピアノを弾いていることが多い。
40まではそれでも大丈夫だったが、40を超えたら、すぐ膝が痛むようになった。
弾きこもりの時は支障ないのだけれど、階段や坂道を降りる時に恐ろしい痛みが走った。
あぁ、これが老化現象、歳をとると膝が痛むというやつか、と思った。
すると、整形外科かどこかに行って、注射してもらうんだろう。
膝の軟骨がすり減ってどうのこうの、と言われるんだろう。
あぁ、もうこれからずっと歩くの大変で、薬漬けになるのか?
と嘆いた。
だけど私は病院に行かなかったのだ。
それから何をしたかと言うと、毎日歩くようにした。
はじめの数日は下りはつらかった。
だけど、一週間も歩いてたら痛みを全く感じなくなった。
身体、関節は使ってナンボではなかろうか?
まぁ、これは膝の関節痛に限ったことですが、
私は歯科以外は今でも可能な限り病院には行きたくない。
家族のことを見ていても、医者によって言う事が180度違うのだ。
何を、誰を信じたら本当に完治するのか、全く信用がおけない。
もちろん、信用するに値する素晴らしいお医者様がいることも、わかる。
この本は警鐘を鳴らしている。
だから、読んでこれを全否定するも、全てを信じるも、
自分にとって良いとこどりをするのも、何でもありだ。
しかし、日本人は何でも「先生」と呼ばれる人の言うことを100%信じて受け入れがちではないかな?とは、思います。
これは非常に面白い本でした。
一気に読めましたが(母も一気に読んでしまった)、
目次の詳細(47の心得)を読むだけでも、うなるところがあります。
興味のある方は是非どうぞ。
お読み下さり、ありがとうございました。
荒井千裕