香港在住ピアニストdeピアノ講師の荒井千裕です。
・歌は右手か左手か?どちらにあるのか?
歌ではないトコロが大変なワナ。
![香港発ピアニスト/ピアノ講師*音の綴り方-1310302](https://stat.ameba.jp/user_images/20131030/22/chihirohk/67/ff/j/o0666047612733344789.jpg?caw=800)
変奏1は右手が8分3連符で左手が16分音符。
1拍に対し、右手は3つ vs 左手は4つ というもの。
まず、合わせるのが大変だよね。
こういうリズムは、感覚的に掴めて自然に合わせることができる人と、頭で考えてしまってギコチナくなってしまう人に分かれる。
ただし、自然に合わせられることができるからと言っても、課題はまだ残る。
何故なら、この変奏の場合、歌は左手にあるから。
そして右手はずっとスタッカートだから、つられてしまうのだ。
気を付けたいことは、「1小節単位にならないこと」。
歌は、最低でも4小節で一つのフレーズだ。
じゃあ、どうしたら4小節で「1つのフレーズ」として聴かせることができるだろう?
わかりますか?
答えは、各小節最後の音にあります。
必ず、各小節最後の音は、次の拍の音へエネルギーを向けて行きます。
歌うなら「らっららどしらみっみみそふぁみらっららどしらみーみ」と一息だ。
ところがその点を気をつけないで弾くと
「らっららどしら」、「みっみみそふぁみ」、「らっららどしら」、「みーみ」と、4つに分かれてしまう。
意識をどこに置くか?
というだけで、かなり改善デキます。
お読み下さり、ありがとうございました。
荒井千裕