[反省/教訓]サロン・コンサート、時間がおした理由とは? | 心と体をラクにするピアノ奏法

心と体をラクにするピアノ奏法

ピアニストでピアノ講師の荒井千裕が
ピアノの奏法、呼吸法、身体の使い方をお届けします。

おはようございます。
香港在住ピアニストdeピアノ講師の荒井千裕です。

・なぜ、予定外に時間がおしたのか?
 検証し反省しないと繰り返すワナ


それは「しゃべりすぎたから」。


でも、私としてはそんなにしゃべりすぎたという自覚はなかった。

だけど、何気に「しゃべりすぎたんだね~」って言ったら

スタッフやってた夫に秒殺で

「そうだよ!」

と怒られた(笑)。



これも、そもそもオカシイのである、私の今までの経験の中では。

何故なら、全ての演目は、大体の演奏時間は事前に計ってあるのでわかる。
何かハプニングが起こったとしても、演奏時間そのものは大幅には変わらない。
せいぜい、全体で見ても10分変わるくらいだ。

トークも、そもそも原稿があるので、こちらも計算済みなのである。


だーかーら!オカシイのだ。


トーク混ぜても、15分~20分の余裕があるはずだった。

なのに、私自身のソロ(10分)を弾く時間がなくなり、休憩時間も半分カットし、尚かつ撤収するための時間がたった2分しかなくなるなんて、


 あーりーえーなーい! はずだった。


以下、検証(という程の事でもないのだが)。

1. 用意していた司会原稿が存在価値を失った


いざ原稿を手にお客様の前に出てみたら、
原稿の文字が読めなかった!!!

まぶしかったのだ。

というわけで原稿を放棄。
自分の中にある(出て来る)言葉を出していった。

そして、第1部が...


香港発ピアニスト/ピアノ講師*音の綴り方-1310192

「6匹の亀のための組曲」(二台ピアノ)三枝隆作曲

だったのです。


2. 身内話は避けるべし!


つまり、この6匹の亀たちって、当教室にいる亀達のことでして、
1曲ずつ(1匹ずつ)写真を交えてエピソードなどを
お話ししていたら、長くなった.....に違いない....(汗)

どの亀が病死したの、亀子は実はオスだったーだの、
亀郎は最近、亀之助と亀子への求愛行動が激し過ぎて
隔離されてるーだの、

演奏を聴きに来てくださってる方々にはどうでもええハナシ。

しかも、ご丁寧に1匹ずつ写真を用意してた
(前日に亀達の写真を広げて準備していたら、夫にどん引きされた...)

それに!もしかして亀を好きじゃないお客様がいたら、
演奏中ずっと亀の写真を見させられるのは酷だよね、と
途中で気づいたので、そのことも伺おうと
原稿に書いておいたのに、原稿放棄したので
この重要な部分はすっかりカットされてしまった。



この第1部と次の各自のソロの第2部を合わせて、演奏時間は1時間のはずだったのに....

第2部に入って3人、演奏時間の短い小学生の3人が終えた時点で1時間過ぎていたのである
(この時、時計を見て血の気が引いた...
 それから逆算逆算....

   あーう、こりゃ、念のため、私のソロは
   後回し、時間があったら弾かせて頂こう、

    と計算。

  この時点ではまだ、最後に10分は余るだろうと思っていた。)


よって、第2部が終わってからの休憩も当初10分予定を5分に短縮。


そして、第3部では用意していた作曲家の肖像画を交えて話すことを放棄。

ただ曲名と演奏者の名前だけをアナウンスして演奏演奏!


でも、最後のベートーヴェン「ピアノ協奏曲第2番第一楽章」を弾き終えてお辞儀をした時、

撤退2分前でした。。。


慌てて、閉会の挨拶も超スピードで

「きちんとご挨拶できなくてスミマセン!
 あと2分で撤退しないといけないので、宜しくお願いします!
 ありがとうございました!」

と言ったが早いか、ドレスの裾を掴んで荷物をスーツケースに放り込み撤収。

お客樣方も拍手をしながら立ち上がってホールの外へ飛び出す。

どっちが早いか、まるで「のだめカンタービレ」の「マルレオケ」のリハーサル模様のように、次の枠をブッキングしていたギター団体がホールに雪崩れ込んできた!

ホール・スタッフもグランドピアノとアップライトピアノをもの凄い速さで撤収!


うぎゃーーー!


ってきっと叫びまくり。


なんかわかんないけど、私、ソロ弾いてないのに、この疲れっぷりは一体何?状態。

いや、よく考えたら体が疲れてるんじゃなくて、喉だよ?


あら、やっぱりしゃべりすぎじゃん(汗).....


大反省です!

11月9日の東京汐留での同窓会サロン・コンサートでも、しゃべりすぎないように気を付けなきゃ。
久しぶりに会う元生徒たちの演奏を聴きながら、感極まって余計な事をいっぱいしゃべりそうです(汗)。

人前でしゃべるの好きじゃない、って思ってるのは自分だけ?

自分で自分が見えてなかったのね、きっと。


アンタ、しゃべりすぎ!

ずっと言われそう。。。



お読み下さり、ありがとうございました!

             荒井千裕