サマーコース13日目*ワークショップ#2 | 心と体をラクにするピアノ奏法

心と体をラクにするピアノ奏法

ピアニストでピアノ講師の荒井千裕が
ピアノの奏法、呼吸法、身体の使い方をお届けします。


例年、サマーコース開催中に2回、ワークショップがあります。
(この講義は一回2時限です。)

例年ですと、2回目のワークショップは各自のアンサンブルを披露して批判しあうんですが・・・今日はソロでした。

ヘレン先生が

「先週までに一度も皆の前で弾いていない人、手を挙げて!」


・・・ちびっこたちが勢い良く挙手しました。


前回のワークショップでは弾かなかった私。先生から「次回弾きなさいよ」と言われてはいたのですが、一応、マスタークラスで弾かせてもらったし・・・ワタシ最年長だし・・・と後方の席で遠慮しておりました。
そしたら、年長の受講者たちでも既にマスタークラスで演奏した子たちは挙手せずにおりました。おっとな~・・・


今年はマスタークラス選出の基準が厳しかったのか?(なら何故ワタシが選ばれたか不思議でならないのですが)、絶対的に揺るぎない演奏をする年長者たちでも選ばれなかった子たちがいるので・・・彼らの演奏を修了コンサートまで聴けないのは非常に残念に思っていたのです。


今日のソロ演奏披露は、年長者から年少者へ・・・という順でした。

ワタシが初めてこのサマーコースに参加した時から、じゅる・・・って(汗)キャワユイ~~!って思ってたイケメン男子(本年15歳)のMくん。
彼はハニカミ屋さんだけど、テレながらいつも私に挨拶してくれるキャワユイ子なのです。
いつの間にかワタシより身長もデカクなっちゃって。
細身で端整な顔立ちは変わらず。ちょっと「頭いいんでない?」的なメガネかけるようになっちゃって・・・今年は年下女子たちにいつも囲まれています・・・そりゃ人気あるだろうな~。・・・って全然違うハナシしてますね、ワタシ(汗)。


彼が弾いたのは、プーランク「ノベレッテン」。


う~わ!彼がプーランクを弾くとは思わなかった・・・
かっちょええですっ!すっごい彼も成長しました。
彼の演奏を初めて聴いた4年前は、バッハのフランス組曲第5番のクーラントを、貴公子のような品格を失わず、物凄いスピードで弾いたとです。それでワタシは惚れたんですよ。


あれ?なんなんだ、この日記は・・わはは。なんか、ヘンな感じ。


で次に弾いた15歳のCくん。
彼はスタインウェイ・コンペの香港マカオ予選で優勝した子です。
彼の演奏を初めて聴いたのは3年前のこのサマーコースで。
あの時はドビュッシーの「アラベスク第1番」を弾いていた。
あれから、どこかで偶然会っても、ニコニコとワタシに手を振ってくれる、可愛い子です。
きょ、今日は!!!バッハでした!彼には3歳年下の妹ちゃんもいて、彼女も去年からこのサマーコースに参加しているのですが、妹ちゃんは去年、バッハのパルティータの4番だったかを弾いていました。

Cくんが今日聴かせてくれたのは、バッハのトッカータ ト長調。

ひぃぃ・・・彼、去年も凄かったけど、今年は更にジャイアント・ステップ並みの成長を遂げています。
ワタシが、「半音階的ファンタジー&フーガ」をあの程度に弾いたくらいで満足しているようじゃ、あかんですね・・・(汗)上には上がいます・・・


14歳の女の子、今年初登場の彼女はラヴェルの「ソナチネ第一楽章」を弾きました・・・ひっそれはペンネ現象?っていう・・・再現部に行くべきところで提示部に戻ってしまいました(汗)・・・でも、とても丁寧でした。


そのほかは8歳のチビッコ軍団がモーツァルトのソナタとかバッハのポロネーズとか、英国王立音楽院主催のgradeの課題曲とか弾いていました。・・・やっぱ8歳とかで、最高級(学生が受けられる最高級は8級)の課題曲とかやっちゃうわけですよね、みんな・・・



ひぃぃいん・・・・



こりゃ修了コンサートが益々楽しみ・・・

今年もワタシはチビッコ軍団の演奏の間に入れられるんだろうな・・・・コンサートの順番・・・・涙・・・




     未だかつて、一度も中高生たちの年長者受講生たちの
     間に入れてもらえたことがない・・・しくしく・・・
     つまり、出番がいつも超早いってことです。
     クーラウのソナチネの後にマゼッパ弾かされたり
     したんですから>去年







にほんブログ村 クラシックブログ ピアノ・鍵盤楽器へ