令和6年度は、3局(健康福祉局・病院局・消防局)を所管する

健康福祉委員会に所属することになりました。

 

健康福祉委員会は、令和6年度予算ベースで 

健康福祉費19.9% 1736億円、

消防費2.1% 182億円、

病院事業会計3.2% 506億円と

巨額の予算と事業を所管する委員会です。

ボリュームが多いことが特徴です。

 

本日は、病院局と消防局から所管事務報告がありました。

 

前年度の事業進捗や今年度の予算状況など

事前予習した上で質疑にのぞみます。

川崎市議会のいいところは、

常任委員会での質疑はフリー議論なので、

きちんと勉強して臨まなければ議論することができません。

 

病院局からは、

市立病院中期計画(2024~2027)の説明がありました。

 

私からは、病院事業会計全体の見通しや

一般会計からの繰出の影響、

今年度から実施されている医師の働き方改革や医師の確保策、

25年を迎える川崎病院の老朽化対策など多岐に渡り質疑しました。

 

公立病院は、コロナ禍において一番頑張ってくれた医療機関です。各方面において人材不足等が悩ましい課題ですが、

持続可能な経営をお願いしています。

 

消防局からは、

「消防署所の整備・維持の管理の考え方」の報告がありました。

川崎市では、消防署8施設・出張所28施設がありますが、

とりわけ出張所は30年以上経過している建物も多く

老朽化いちじるしく、

それだけでなく感染症防止対策も十分ではありません。

 

当局から説明を受けていると「?」という点がいくつかありました。

 

「今後の整備計画の全体像はどうなっているのか?」

質問したところ「具体的に決まっていない」との回答でした。

直近で改修予定の出張所は決まっているけれども、

その後は、時点修正を加えながら整備推進していくとのことでした。

 

方向性は良いのですが、財政財源に配慮し過ぎて

消防局の主体性に欠けた内容でありました。

24時間稼働施設であることや

そこで働くスタッフの労働環境、

そして何よりも市民の生命を守ることに直結するのが

消防署や出張所になります。

 

よって、より主体性ある整備計画を策定しないことには、

スピード感がなく場当たり的になることは明らかです。

色んな部署に配慮しての方針になっているのでしょうけど、

危機管理に関する施設だけに

もう少し力強い制度設計が必要と考えます。