私たちの心の栄養になるのは...



私のルーツの一つである
交流分析(TA)という
心理学の用語に
「ストローク」というのがある。




簡単に言えば
「存在を承認する言動」





「あなたがそこにいるのを、
私は認めていますよ」

という、メッセージ。




私たちはこれがなければ、
生きていけない。





生まれたばかりの
赤ちゃんを、
一切抱っこしなかったら、
亡くなってしまう、
という話もあるぐらい、
私たちの生死を左右する心の栄養。





だから、生きていくために、
私たち人間は、
他者からのストロークを
求めずにはいられない。




そういう
生き物なのです。





そして、
このストロークには、

 

 

    

1️⃣プラスストローク
=肯定的な存在承認の言動

2️⃣マイナスストローク
=否定的な存在承認の言動

 



の2種類がある。




例えば、


1️⃣プラスストロークは
・抱きしめる
・頭を撫でる
・優しく微笑む
・褒める
・感謝の言葉をかける etc



2️⃣マイナスストロークは
・殴る、蹴る
・髪を強く引っ張る
・睨みつける
・怒鳴る
・けなす、罵倒する etc



どちらにしても
「あなたがここにいるのを認めてる」
からこそできる言動。


  褒めてくれないなら、せめて、罵倒してください

​​
で、ここから先が
めちゃくちゃ大事な話で、




プラスストロークが
本当は欲しい、集めたい。
のだけど、
それが他者からもらえない、



そんな時、
ストロークを求めずには
生きられない私たち人間は、






だったら、
マイナスストロークでも
いいからください!!!





といわんばかりに、
相手からマイナスストロークを
引き出すようなムーブをしてしまうのだ。




もう、完全に無意識に。






「好意をくれないなら、
 いっそのこと、
 憎しみを向けてください!」

ストーカー的な行動をしちゃうのも。




「褒めてくれないなら、
 いっそのことこっぴどく
 叱ってください!」

ヤンキー化して
問題行動をしまくる中学生も



からくりは、
これです。






はたから見ていたら、


「なんでわざわざ、
怒られるようなこと
するんだろう?」


「どうして自分から、
余計嫌われるようなこと
するんだろう?」




と不思議でたまらない
この言動は、
生存本能的には理にかなっている。




彼らが何より恐れているのは
「無関心」
「無視される」
「相手にしてもらえない」etc


つまり、
ストロークがもらえない
=存在を承認されていない状態。







だから、

 

 

とにかく、もう
マイナスでも、いいから、
構って欲しい!
ストロークをください!





そうやって、
懇願するように、




抱きしめてもらえないなら、
頭を撫でてもらえないなら、
微笑んでもらえないなら、


せめて、
怒鳴ってください。
殴ってください。
睨みつけてシッシッて言ってください。





と、
相手からマイナスストロークを
引き出そうと、
好ましくない行動をしてしまうノダ…。





自分でも、
なんでそんな行動を
とっちゃうのか、もうわかんない😭


だけど
衝動がとまらない。
ドス黒い感情に飲まれて
行動にうつしてしまう😭





それは、ほんとうはただ、
自分がここに存在することに
気づいて欲しい、
気にかけて欲しい。



という、
シンプルで根源的な
欲求から、来ている。


#長くなるのでこちらの記事に続きます

 

 

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