前回の続き

 

 

田中稔:続いては、学資保険について見直しを行いたい。

 
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佐藤実(主人公):はい。よろしくお願いします。

 

 

 

 そもそも、学資保険に加入する目的とは?

 

 

学資保険は、子どもの大学進学などでまとまった教育資金が必要な時に備えて、月払いや年払いで保険料を支払い積み立てていく保険だ。

 
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 子どもが大学卒業までに必要な学費とは?

 

 

金融広報中央委員会のデータによれば、子どもが大学卒業までに必要な教育費の目安を次のように公表している。

 
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会社の同僚たちも多くの人が学資保険に加入しています!!

 

 

(出典:金融広報中央委員会)

 

 

上記の図表にある大学の教育費とは、私立の文系で自宅から通学することであり、理系の大学や一人暮らしを選択すれば、学費や生活費はさらに必要になるので注意が必要じゃ。

 
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小学校が私立であることを除けば、どのカテゴリーでも大学の教育費が多くの割合を占めていることが分かる。

 
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データから大学の教育費は特に大きな金額を支払うことになるので、学資保険が子どもの大学進学に備えたものであることがわかる。

 
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なるほど!!

 

 

 

 学資保険の主な種類とは?

 

 

 

某生命保険会社が提供している学資保険は、主に2種類に分かれる。

 
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  1. 子どもの小学校や中学校、高校の入学や進学に合わせて祝金を受け取り、子どもが18歳から22歳の大学進学の年齢に合わせて、学資年金を受け取れるタイプのもの
  2. 祝金はなく、子どもが18歳から22歳の大学進学の年齢に合わせて、学資年金を受け取れるタイプのもの

 

 

祝金の有無で、実は保険料の返戻率が異なる。

祝金有りの場合は、無しの場合に比べ商品によっては『子どもの年齢が0〜2歳まで』などの加入制限があるため、加入時には注意が必要じゃ!

 
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学資保険に加入するためには早いうちから手続きをする必要があるということじゃのう。

 
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 学資保険の運用利回りとは?

 

 

某生命保険会社では、学資保険の返戻率が102%や104%などと記載されている。

さらに振り込んだ保険料よりも【大きな教育資金を受け取ることができる!】と学資保険のメリットとして大きく宣伝している。

 
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確かに返戻率が100%を超えていれば、振り込んだ保険料よりも返戻金額が増えていることになる。

しかし、102%や104%の返戻率で本当に大きく資金が増えたと言えるのだろうか?

 
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次回に続く

 

 

 

庭園敷地内に入る際に通る城壁の写真

(2024.2月 photo by MINORU SATO)