前回の続き

 

 

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佐藤実(主人公):診断率と死亡率のデータから読み取れることは、将来的にがんと診断される確率が高くて、およそ日本人の2人に1人が、がんであると診断されていることがわかります。

がんは僕たちの身近な病気だと感じました。

 

 

田中稔:だが一方で、死亡する確率は男女ともに半分以下に減少しているところも注目すべき点じゃのう。

 
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田中稔:あくまで確率論の話だが、がんと診断されても日本の医療水準が高いため「がん=すぐに亡くなる訳ではないということだ。

 
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 がん保険は医療保険と何が違う?

 

 

がん保険が医療保険と大きく異なる点は、治療の給付以外に【がんの診断料とがんに伴う収入減のサポート】としてお金を受け取れることじゃ。

 
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生まれて初めてがんと診断されると、診断一時金という名目で100万円や50万円などを受け取ることができる。

 
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また、がんの治療のために入院や通院を長期間繰り返すことで、仕事を休むことになり、収入が減少してしまった場合に備えて、収入減のサポートでお金を受けることもできるのじゃ。

 
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確かに、入院中や何度も通院していたら、仕事を休むしかなく収入が減ってしまって、とても苦しいことになると思いました💦

 

 

がんを理由に入院すると、長期入院になってしまうように思うかもしれないが、医療保険の話でも触れた厚生労働省の令和2年患者調査で公表されている平均の入院日数:32.3日と比べて、がんの入院日数は意外と短いのだ。

 
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以下の表はよく聞くがんの部位をピックアップしたものじゃ。

平均の入院数に比べて日数が少ないことがわかるのう。

 
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・がんの部位別及び年齢階級別平均入院日数(出典:公益財団法人「生命保険文化センター」

 

 

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確かにそうですね!

年齢によって、平均日数が変わってきますが、てっきり数ヶ月くらい入院すると思っていましたが、思っていた以上に入院日数の少ない場合もあるのですね。

 

 

様々な視点からがんについて知ることで、がん保険に加入する必要があるのか、具体的に検討できるようになる。

 
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 まとめ

 

  • 年齢階級別がん罹患率では、男性は55歳〜65歳の間に罹患率が大きく上昇し、女性は35歳以降に徐々に罹患率が上昇する。
  • 男女別のがんの診断率と死亡率では、およそ2人に1人ががんの診断を受ける一方で、死亡率はおよそ4人または5人に1人程度の割合に低下している。がん=すぐに亡くなる訳ではない。
  • がんの入院日数は、厚生労働省の令和2年患者調査で公表されている平均の入院日数:32.3日と比べても意外と短い。

 

庭園入口にて

(2024.2月 photo by MINORU SATO)

 

 

次回に続く