前回の続き

 

 

田中稔:続いて、平均の入院日数と入院費用を確認したい。厚生労働省の令和2年患者調査によると、平均の入院日数は32.3日じゃ。

 
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三大疾病であるがんや心疾患に注目すれば、入院日数はさらに低下することがわかっている。

 
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平均の入院日数がなぜ30日以上もあるのかというと、平均日数を算出する際に長期入院になる統合失調症等やアルツハイマー病も含まれているため、これらの病気が平均値を押し上げているのだ。

 
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(出典:公益財団法人「生命保険文化センター」「入院した場合、入院日数は何日くらい?」)

 

 

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佐藤実(主人公):な、なるほど、病気によって入院日数は大きく異なるのですね。

 

 

次に、入院するといったいいくらの自己負担が必要なのか、こちらも調査結果があるのう。

 
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公益財団法人「生命保険文化センター」の調査によると、直近の入院時の自己負担費用は平均で約20万円というデータがある。

 
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あ、あれ?意外と安くないですか?

 

 

ちなみに、この平均額には治療費や食事代、差額ベッド代、さらには交通費(見舞いに来る家族の交通費も含む)や衣類、日用品費などを含んでいるため、入院で必要な経費が全て盛り込まれた金額であるところが注目すべき点だ。

 
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(出典:公益財団法人「生命保険文化センター」「入院したときにかかる費用はどれくらい?」)

 

 

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全く知りませんでした💦

てっきり入院するだけで、20万円くらいあっという間にかかってしまうと思っていました。

 

 

佐藤君のように、入院時に実際にどれだけお金がかかるかを知らないと、様々な保険に加入してしまうこともあるのう。

 
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次回に続く

 

 

東京都庭園美術館の入り口に置かれた狛犬

(2024.1月 photo by MINORU SATO)