前回の続き

 

 

田中稔:実は、佐藤君が考えているよりも加入している件数は多いのじゃ!

 
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公益財団法人「生命保険文化センター」が実施した調査結果で、1世帯あたり3.9件の生命保険に加入しているという調査結果が出ている。

 
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(出典:生命保険文化センター「生命保険に関する全国実態調査」/2021年度②)

 

 

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佐藤実(主人公):僕が考えていたよりも2倍も多くの生命保険に加入しているのですか!!

 

 

複数の生命保険に加入している現実があるからこそ、多くの人に保険を見直すことができる可能性があるというわけじゃのう。

 
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では、ここでもう一つ質問じゃ。

 
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先ほど紹介した【医療費の自己負担分の補償や万が一の出来事に備えることを目的に加入する保険】とは「死亡保険」「医療保険」「がん保険」が代表的じゃ。

君はそれぞれどのような保険かを知っているかね?

 
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そうですね…。

死亡保険は、死亡した時にお金がもらえる保険で、医療保険は手術とか入院をしたらお金がもらえる保険で、がん保険はCMで見たことがありますが、がんになったらお金がもらえる保険だと思いました!

 

 

間違ってはいないが、佐藤君は生命保険についてさらに学ぶ必要があるのう。

先ほどの答えを補足するなら、、、

 
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①   死亡保険とは

死亡保険の対象者が、死亡した際に遺族の生活保障や子どもの教育費を目的に保険金が支払われる保険じゃ。

 死亡保険の対象者は契約者(親など)に限らず、子どもなどを設定することもできる。

 

②   医療保険とは

→入院や手術でかかった費用のうち、公的医療制度ではカバーしない医療費の自己負担分や差額ベッド代、食事代を対象に支払われる保険じゃ。医療保険に加入せずとも日本には公的医療制度があることがポイントじゃのう。

 

③   がん保険とは

がんに関する診断、治療、入院、手術に対して支払われる保険で、がんによって働けなくなった際に一時金として支払われるケースもある。

 
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とても詳細な内容を教えていただきありがとうございます。

 

 

佐藤君のように、生命保険についてなんとなくは知っているが、深い部分で理解していない場合も多い。

今回は、①死亡保険②医療保険について深く掘り下げていくぞ。

 
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次回に続く

 

 

 

庭園にひっそりと佇む茶室

(2024.1月 photo by MINORU SATO)

 

 

 まとめ

  • 年代別に見た生命保険の加入率は、全体で8割を超えている。30代以降に一気に上昇している
  • 多くの人が保険に加入する理由は、多額の医療費への備えと万が一の際に残された家族の生活保障のため
  • 1世帯あたりの生命保険の加入数は3.9件
  • ①死亡保険と②医療保険③がん保険について、正しく理解することが重要である