偶然
こんばんは!
イッキです!
日記書こうと思ったらすっかり日付が変わっていました;;
びっくり。
さてさて、今日は少し歌舞伎トーク!!
今月の歌舞伎座の夜の部公演で『松竹梅湯島掛額 吉祥院お土砂 櫓のお七』という演目をやります。
私はまだ見たことのない演目なのですが、どうしても見たい!!
単に見たことないから見たい、というわけではありません。
先日、思い出したように夏のレポートをひとつ書きました。
江戸文学についての授業のレポートで、江戸文学に関することならなんでもいい、というものだったので、私は一応、国劇部で歌舞伎も好きだから何か歌舞伎関係のレポートにしようと、自分の学科の閲覧室へ行き歌舞伎の浮世絵の本を見ていました。
私の目に入ったのは「八百屋お七」
知っている方もいるかと思いますが、簡単に説明しますと
天和二年十二月二十八日、江戸で大火事があり、八百屋・市左衞門も家は類焼してしまいました。檀那寺の正仙院に避難しますが、市左衞門の娘・お七はこの寺にいる生田庄之介という美少年と恋仲になってしまいます。翌年の正月二十五日、新築の家に戻ったお七はどうしても庄之介に会いたくて、放火をしてしまします。木造の建物が大半だった江戸時代に家事は死罪になるくらい大罪です。お七は捕えられ三月二十八日に火刑に処されてしまいます。
このお七の話は、井原西鶴の『好色五人女』の4つ目のお話のもととなり有名になりました。その後人形浄瑠璃や歌舞伎の演目になったりしました。舞台の「お七」の見どころはやはりお七が櫓(やぐら)へ登り、櫓太鼓を叩くシーン。恋しい相手に会うために、夜しまっている木戸(警備のためののもので、町の出入り口ごとに設置されていた。夜の間に自由に人が出入りすると治安の悪化を招くため人の出入りを規制するためのもの。火事など緊急時には開く)をあけるために火事を知らせる櫓太鼓を叩くのです。
「お七激しい!!」
というのが調べていて最初に思ったことです。好きな人に会うために大罪を犯してまで頑張るお七…けなげというか、恋にまっすぐで素敵です。
お七について話すぎてしまいました;;
ええと、お七についてレポートで調べましたが、肝心なことにまだ実際に舞台で見たことがなかった私。
何と9月歌舞伎座夜の部!!『松竹梅湯島掛額 吉祥院お土砂 櫓のお七』
お七じゃん((((((ノ゚⊿゚)ノ
タイミングばっちり!!
素晴らしい!歌舞伎座すてき!!私にとっては嬉しい偶然♪
今月の夜の部は、絶対見たい!!・・・です。
長々失礼しました;;
おやすみなさいzZZ