理科を好きにさせちゃうダンゴムシ先生、
佐藤ちひろです。
今日は札幌市中央区磐渓にあるフリースクール、
『あれとぽ みなぱのもり 森学舎』さんにて、
うどん作りを行いました。
札幌市内のは平野部でも雪が積もり始めましたが、
山の中にある森学舎はさらに真っ白。
ストーブをつけても床から底冷えするような寒さでしたが、
子どもたちは元気いっぱいに外や池の周辺を駆け回っていました。
わたしはこちらで月に1回、サイエンス教室を開催しています。
今回のテーマは『うどん作り』
それだけ聞くと、「料理教室か?」と思われるかもしれませんが、
ちゃんと理科の要素も含んでおりますよ。
小麦粉は、薄力粉と強力粉を1:1で合わせて使います。
子どもたち1人に1袋ずつ渡します。
塩水を入れてコネコネ。
「センセー!まだこねるのー?」
「まだまだこねるよー!!」
「えー!!たいへーん!!」
なんてやり取りをしつつ。
ちなみに、うどんの生地は割と硬いので、
踏んで伸ばしてもいいよって話もしたんですが、
「食べ物を踏むのはちょっと…」
と躊躇する子が多かったです。
その分、手でこねて、より大変になったんですけどねー。
生地ができたら薄く伸ばして包丁でカット。
みんな、すごい集中力。
三つ編みにしてみよう、っていう発想がかわいい。
茹でたらほどけたけど。
切れたら茹でる。
茹でると結構膨らみます。
しっかりこねた人のうどんは茹でてもしっかりしてます。
(こねが足りないと表面が溶けていくのです。)
茹で上がったら、麺つゆをかけて食べる!!
あちこちから「美味しい!」の声が。
ちなみに、今日のあれとぽの給食はカレーだったので、
カレーうどんにして食べた子もいました。
うどん生地で作ったナルトは硬かったそうです。
さらには、
グルテン取り出しちゃう!
右の茶色っぽいものが、うどん生地から取り出したグルテンです。
うどん生地を水の中でモミモミすると、
デンプンが溶け出すので、
グルテンだけが残るのですよー。
取り出したグルテンはビヨーンと伸びます。
まるでガムのよう。
グルテンはタンパク質。
このグルテンがあるからうどんにコシができ、
パンはふんわりとふくらみます。
料理にも、理科が密接に関わっているのです。
ついでに、DAISOさんで見つけて、
今回の講座でとても便利だったものがあるのでご紹介。
まずはこれ。
まな板シート
3mで330円。(詰め替え用は3mで220円)
みんなで一斉に調理したい、でもまな板を人数分用意するのは大変、
という時に重宝します。
クッキングシートや牛乳パックで代用することもあるんですが、
厚みとか衛生面とかが気になってたんですよねー。
これめっちゃ便利でした。
お次はこれ。
鍋のふちに引っ掛けられるザル。
1個220円。
大きい鍋なら3人分同時に茹でることができて、
非常に良かったです。
お家でも、パスタ茹でながら同時にブロッコリー茹でたりとかできそう。
来月、12月は18日月曜日にろうそく作りをやりますよ。