待望のシーズン2
シーズン1は一昨年観たのかーこの前だと思ったのに、時間が流れるのは本当に早いです。
トランスジェンダーのハナが送るスクールライフ。
シーズン2は前回より1年経った頃のお話です。
少し大人っぽくなったハナ。
新学期を迎え、この1年を充実させようとクラス委員に立候補します。
シーズン1では新学期が怖いと泣いていたのに。学校が楽しみとまで言えちゃうハナ。変わりましたね
しかしクラスメイトのジャスミンも立候補します。
もともとハナとは入学した頃は仲良しだったジャスミンですが、ハナがトランスジェンダーであることを隠してたことに腹をたて疎遠になっていました。
ハナと親友のオリビア&ナタリーはもともとジャスミンの幼なじみだったから、ハナに友達を取られたと思ってて、そこも怒りポイントでした。
ハナはクラスをより良くするためにクラスメイトの要望を聞いて回りますが、二言目には「トランスジェンダー」の話題。
まだまだクラスメイトはハナを珍しい人間という目で見ている感じがします。
ジャスミンの家はお金持ちで誕生日パーティーはクラス全員を呼べるほど盛大。
クラスメイトの中にはハナに投票するとパーティーに呼ばれなくなるから、とジャスミンに投票してハナは落選してしまいます。
今年もジャスミンのパーティーは開かれますが、ハナだけ呼ばれません。
中学生でこの仕打ちはかなりキツイ。
でもこういう残酷なことができてしまうんですよね
孤独な思いをしたハナは性的マイノリティの生徒のためのクラブを作ることを思いつきます。
思いついたら校長先生に直談判
1年でここまで成長するのかと感動しました。
見事集まれる教室を貸してくれることになりますが、誰も参加してくれません。
さらに呼ばれてないジャスミンの誕生パーティーにオリビアが黙ってハナを連れていくという謎行動をしてしまいます。
ハナはオリビアがジャスミンのパーティーをキャンセルして自分と遊んでくれると喜んでたのに
ダメだったら帰ったらいいよって・・・
私ならオリビアと口聞けませんねオリビアはめっちゃいい子で、オリビアがいてくれたからハナは学校が楽しいんだけど、ここだけ謎でした。
ハナは理解し合える仲間を探そうとクラブ活動に熱心になります。
少しづつ集まる仲間の1番気になることは「親にどうやってカミングアウトしたか?」ということでした。
性的マイノリティの子供にとって、最初の壁になるのは親なんですよね。
その時、親がどういう態度をとるか。
シーズン1でトランスジェンダーの女の子がカミングアウトしようとしても母親は避ける、と泣いていました。
ハナの両親はとても優しく子供の気持ちを第一に考えてくれるから、彼女はオープンにすることができました。
親目線で観てると、子供がどうしたいかが大事なんだと改めて思います。
勉強しなさいとは言うけど、勇気を出してカミングアウトしようとする子供を避けたり否定しないようにしたいです。
クラブで話題になった制服の選択自由化、拗れたオリビアとの友情、そしてハナが気になってるビリーとの関係などなど、問題は山積みです。
最近は制服の選択自由化を始めた学校が日本でも増えてきましたね。
別にジェンダーだから、じゃなくスカートだと動きにくい自転車乗ってるとめくれるからイヤでもいいんです。
(日本はそんな理由ではダメかもしれないけど)
日本は校則が多いと聞きますが、海外も男女を分けるような校則は存在するんですね。
「成長して複雑なことが増えた。」
とハナはママに言っていました。
それはトランスジェンダーに纏わることもありますが、誰でも大人になるにつれ複雑なことが増えてきます。特に人間関係。
でも相手に寄り添い、思いやりを持てばやがて答えは見えてくるし解決する。
前回はかわいらしかったハナは美しく成長してました。
私たちは何でもできると言って自分を奮い立たせてました。若いっていいねー