はいはいはいはい。
林遣都くん目当てで観ました!!!
でもけっこう当時宣伝もしていたので、上映当時から「テレビ放送したら絶対観よう」と思ってました。
これは地上波ムリだわ。
ばんばん高校生が殺されてるーーー。
バトルロワイヤルみたいに最初っから殺人ゲームがおっぱじまるのかと思ってたら、殺されるのは後半から。
それまではハスミンのサイコパスっぷりがジワジワ出てきます。
そしていよいよ自分の本性がバレることを阻止するために生徒を皆殺しすることになるのです。
途中から殺すの好きなんだなって感じだったけど。
ハスミンは少年時代両親を殺しています。
自分も自ら重傷を負って罪を逃れます。
彼は異常なIQで難関大学、世界的な企業にも勤めますが早々に退職。
それは彼には重大な何かが欠落していて、「人を殺す衝動」が抑えられずにいるからかなと思いました。
殺して自分の保身のためにまた殺して・・・みたいな。
途中で外国人の殺人鬼出会う場面は夢なの?
あれがよくわかりませんでしたが、一番グロかったような。
原作未読ですが、ボッロボロの家に住むハスミン。
あれは両親と住んでた家かな?
家では裸族のハスミン。
これ、原作にあるのでしょうか?
伊藤英明が「ここは全裸でいきませんか?」と監督に提案してたらどうしよう。
想像だけで勝手に胸熱です。
R指定なのは伊藤英明の全裸シーンが多すぎるからかしら?と勘違いしちゃうほど脱ぎップリがいいです。
この前金曜ロードショウで「22年目の告白」で伊藤英明を観ましたが、こっちの方が断然イキイキしてる。
そしてこっちの方が好きだわー。
イケメンで真面目で明るく有能なハスミンは生徒たちに大人気。
テストの集団カンニングの対処法も画期的な方法を提案します。
でもその方法は電波法にふれる。
絶対ダメに決まってるじゃん。
大体が保守的な先生が法律違反するわけないのに、サラっと言っちゃうハスミン。
ちょっと変。
サイコパスな人って一見魅力的だと聞いたことがあります。
話題も豊富で饒舌。
そして一人一人に親身になってくれたら心はまだまだ子供の高校生なんてハスミンには簡単です。
ある女生徒は柴原(山田孝之!!)から万引きしたことをネタに脅され肉体関係になったことをハスミンに相談。
ハスミンは親身になったフリして彼女の心を自分のものにします。
あっさりハスミンとヤッちゃうのな!その女生徒。
そして山田孝之をすぐ殺しちゃう、この映画の贅沢な使い方よ。
2012年上映の映画なので、今をときめく若手俳優さんがたくさん出ていました。
でもほとんどはワーワー騒いで殺されるんだけど(なんせ散弾銃だからか撃てばすぐ倒れて終わり)、今でも第一線で活躍している人たちは何らかの前フリがあったり、感情移入させてくれるエピソードがあったりします。
その中でも、やはり遣都くんは特別な役でした。
美術教師・久米先生と同性愛の関係にある雅彦くん役。
久米先生といる時の雅彦君のキラキラした瞳といったら!

お互いが恋愛関係にある生徒たちは他にもいたんですが、際どいシーンをしてるのは遣都くんだけ。
それはもう体当たりです。
遣都くーーーーん!ってなります。
ハスミンと寝た女生徒はただベッドでシーツに包まってるだけだもん。
映画全体としては遣都くんの出番は少なく、セリフもほとんどありません。

しかし、ハスミンは全部の犯行を久米先生に押し付けようと計画します。
このことを雅彦君を殺す前に告げるハスミン。
すると普段はおとなしく内気な雅彦君はナイフを手に持ち、どの生徒もしなかったこと・ハスミンに立ち向かおうとします。
まぁあっさり殺されちゃうんですけど
その殺され方も他の子と違うんだわー。
そこだけハスミンにムカつきました。
きっと久米先生のこと本気で好きだったんだろうなぁ、と。
あの短い時間ですっかり感情移入してしまいました。
皆殺し完了!!と思ってたら、そのことを逆手にとった生徒が2人残っていて、ハスミンは逮捕されます。
最後、手錠かけたまま踊っちゃって全然反省してません。
しないよね。
サイコパスだから。
罪の意識とか、善悪の定義がまったく違うから。
最後は続編があるっぽく終わったけど、続編はなかったみたいで。
ちょっと続編みたかったなぁ。