看護師になった理由。 | 不妊とわたし〜現役産婦人科看護師が実際に体験していること〜

不妊とわたし〜現役産婦人科看護師が実際に体験していること〜

産婦人科看護師をしています。私も不妊で悩んでいます。知識と体験を混ぜながら書いていこうと思っています。

 

こんにちは。今日は、ちょっと【不妊】の話題からそれますが、私が看護師を目指した理由について書きたいと思います。

 

私が看護師を目指したのは、母のがんがきっかけでした。

 

私はいま、23歳なんですけど中三のときにお母さんがうつ病で家出ました。母と父がうまくいってなくて喧嘩ばっかりの日々で妹や弟を守るのに必死だったことを記憶しています。

父が母に暴力を振るうようになり、母は心を病んで自殺を図りました。大量の薬を飲んだ母を祖父が抱きかかえて病院に連れて行ったことを今でもなんとなく記憶にあります。

あのときはまさか私の家がこんなことになるなんて思ってもいなかったです。

 

それから高校三年間と大学に行っていたときは母とは別居で会うことも父親から禁止されてました。私は学生結婚したんですが、父と生活するのが嫌だったのもあって今の旦那さんと早くに結婚しました。

結婚することで父からの制約がなくなること、早く家をたてて母と暮らしたいと思ったのもあります。

 

ざっと、私の今までをお話ししました。いつ母ががんと分かったのか。

私が高校1年のときでした。高校になってケータイを買ってもらったので母と連絡をとることもあり、そこでがんだということを知りました。

乳がんでした。まだ私が高校だったのもあってあまり詳しくはわからなかったのですが【がん】というワードは衝撃的でした。

母はまだ38歳でした。

そこから中学の時荒れていた私は勉強が全然できなかったんですがめちゃめちゃ頑張って進学校の普通科でトップの成績になり無事看護の道に進むことができました。

 

母のような人の力になりたい。その思いと、がん患者さんの家族のケアをしたいとも思うようになりました。

また、自分自身が不妊ということに直面し私はとことん婦人科に引き寄せられているんだなと思います。

 

こうして母のことや私のことをブログに書くことで心の整理ができます。

今、なうで母のこと私のことで辛いことがあったのでちょっといつもと違うブログになりましたねアセアセ

 

ただこれからも、少しずつですが私が体験していることを書いていこうと思います。

不妊に限らず母のがんのお話しや、家族の気持ちなどもちょこちょこ書いていこうと思います。

 

                                 つづく